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クローゼットや押し入れ収納の片付けと断捨離は梅雨入り前に終わらせよう

片付けたいなら物を減らすべし

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片付けがあまり上手でない人に共通しているのは「いつの間にか物が増えている」ということです。年末や衣替えシーズンに大掃除をするたびに、捨て方がよくわからないアイテムが出てきて頭を抱える羽目になります(そして見て見ぬふりをして収納の奥にしまい込むまでがセットです…)。

断捨離やミニマリストという生き方もすっかり世間に定着しました。最低限の持ち物だけで生きていく様は確かにカッコいいですが、片付けが得意ではない人にはなかなか真似できるものではありません。

せめて散らかり放題の部屋を脱出して、常にスッキリと片付けられるようになりたいですよね。

片付けのコツといえば「よく使うものをまとめる」「使った後は必ず元の場所に戻す」などが有名ですが、根本的には、自分が管理できる以上に物を増やさないことが重要です。片付け上手な人は自分の持ち物をちゃんと把握していますし、持ち物が一定量を超えた時点で使わない物をすぐに捨てます。

つまり片付け下手な人が最初にすべきことは、増えすぎた物の断捨離です。いったん物を減らして、その後の生活で物を増やさない(増えたら捨てる)癖をつけられれば、自然とスッキリした部屋が維持できるようになります。

梅雨入り前はクローゼットや押し入れなど収納内の大掃除と断捨離に最適の季節です。梅雨入り前に断捨離をすべき理由をみていきましょう。

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クローゼットや押し入れは湿気がたまりやすい

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国土の四方を海に囲まれている日本は、夏場の湿度が非常に高くなるという特徴があります。湿度が高いと、陽光が当たらず常にヒンヤリしている場所に湿気が溜まり、カビが生えたり物が腐ったりします。

伝統的な日本家屋は風通しの良さを重視して作られていましたが、それでも収納内の湿気を抑えることはできませんでした。「寝苦しい熱帯夜で消耗するのは終わり! 冷感寝具で快適な睡眠環境をゲット」の記事でも触れましたが、すのこを敷いて少しでも湿気を逃がす工夫がされていました。

現代の家屋は非常に気密性が高く作られています。エアコンを使うのが当たり前になり、温かい空気も冷たい空気も外に逃がしません。昔よりずっと便利で快適に暮らせるようになりましたが、室温を人工的に調整することによる弊害も生まれました。

除湿機能を使ってもクローゼットや押し入れ内部に溜まった湿気を完全に取りさることはできません。また室内外の気温差が大きいときに結露が出やすくなりました。

室温が下がると空気の飽和水蒸気量がぐっと少なくなります。エアコンで部屋を急速に冷やすと、空気中に含めなくなった湿気が水分としてあらわれます。その水分は、閉め切られて空気が滅多に動かない収納の中に仕舞われた物に吸収されます。布団や服、段ボールといった水分を吸収しやすい物が仕舞われているとなおさらです。

収納の中に隙間なくぎっちりと物が詰まっていると、吸湿剤を置いたり定期的に換気したりしても湿気を取りきることはできません。スムーズに片付けをするためにも、収納の中をカビさせないためにも、物を減らすことが大切です。

梅雨入り前に収納内の湿気を飛ばそう

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2019年も6月に入りました。沖縄や九州の一部はすでに梅雨の季節を迎えています。平年並みの天気なら東京の梅雨入りは6月8日ごろになる見込みです。気温が高く湿度の低い晴れの日を堪能できるのは今週いっぱいかもしれません。

湿度が上がる前に収納を空にしたい

梅雨が明けると夏です。さすがにもう寒くなることはないので冬~春先の服や布団は収納しても問題ないでしょう。

湿気の溜まりやすいクローゼットや押し入れは、衣替えなどのタイミングに合わせて定期的に空気を入れ替えるようにしましょう。湿った空気を澱んだまま放置すると、収納している物だけでなく、収納内部の床や壁までカビたり腐ったりします。

冬物は収納する前にコインランドリーやクリーニング店を利用してキレイに洗って乾かします。夏物も着用する前に洗ったり干したりして湿気とカビを落としましょう。入れ替え作業の間、クローゼットや押し入れは開け放して空気を入れ替えます。

このとき一定期間以上使わなかった物を捨ててください。捨て方がわからないものは、廃品回収業者に引き取ってもらいましょう。必要なものをすべてしまっても収納内に空気が通る隙間があるのが理想です。

梅雨入りすると布類が湿気を吸う

梅雨入り前に断捨離と片づけを終えたいのは、収納内に余分な湿気を持ち込まないためです。雨が降ると、服や寝具などの布類が湿気を吸ってしまいます。せっかく収納内部の換気をしても収納する物が湿気を含んでいれば元も子もありません。

湿気が多いとカビ臭くなるだけでなく、ダニも繁殖してしまいます。しっかり乾燥させた布団類は、ただ畳むだけでなく、乾燥材入りのカバーに入れてから収納しましょう。

収納内に棚を置こう

収納に物をしまうとき、長く使わないものは重ねて奥の方に押しやっているだけの人はいませんか? もちろん使わない物を奥に置くのは正しいのですが、ただ積み重ねるだけでは空気が通らなくなります。

最近はニトリのような家具量販店などで押し入れやクローゼットの中に入れられるハンガーラックや棚が販売されています。100円ショップでもプラスチックかごや帆布製の収納箱が購入できます。こういった収納内収納を上手に組み合わせて、空間を有効活用しましょう。

収納の中を細かく区切って整理整頓することで、自分がどのような物をどれだけ持っているか一目で把握できるようになります。そうするとダブって買うことが少なくなり、必要なものと不要なものの区別がつきやすくなります。

収納には常に余裕を持たせて

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収納の中に棚を置けるからといって、大量に物を溜めこんでは本末転倒です。収納内収納を利用するのは、物と物の間に隙間を作って風通しを良くするため、そして持ち物を把握しやすくするためと心得てください。

断捨離をした後しばらくはスッキリしていても、次第に物が増えてくると思います。ゴミの捨て方がややこしくなった昨今、断捨離が趣味な人やミニマリストの人以外は、どうしても物を捨てずに溜めてしまいがちです。

部屋を散らかさないためには、断捨離をして片付けた直後の状態を写真などで記録して、一定量より物が増えたら何かを捨てると決めることが重要です。逆に、何かが欲しくなっても収納がいっぱいなら買わずに我慢することも大切です。

梅雨入り前にクローゼットと押し入れの中をキレイに断捨離&整頓して、スッキリ片付いた生活を目指しましょう!

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