気温の上昇とともに強まる紫外線
2019年の東京はずいぶん桜が長持ちしましたね。開花した後、気温の低い日が続いたので満開状態が2週間も続きました。筆者宅近くの公園では葉桜状態ではありますが、まだかすかにピンク色が木々の間に見えています。
4月も半分を過ぎてようやく春らしい陽気を感じられるようになりました。朝晩はまだ冷え込みますが、ここ数日は、昼間に外を歩くと上着を持てますくらい暖かいです。
冬の天気予報では乾燥情報、春先の天気予報では花粉情報が伝えられます。いまはヒノキ花粉や黄砂の情報がメインですが、そろそろ洗濯日和情報と一緒に紫外線への注意喚起も行われはじめました。
紫外線対策において「まだ4月」という油断は禁物です。すでに立春を過ぎた今、夜より昼の方が長くなっています。気温的にはまだまだ長袖や上着が必須ですが、陽光の量はすでに夏に近づきつつあるのです。
お肌が黒くなる日焼け・サンタンは、時間差で表面化します。ゴールデンウィーク前から紫外線対策をすることが、薄着の季節に瑞々しい美白美肌をキープするコツです。
日焼け止めは美容効果の高いアイテムを選ぶ
地上にまで届く紫外線は2種類あります。サンバーンの原因となる「UV-B」と、サンタンの原因となる「UV-A」です。より強力なUV-Bは日差しの強い夏に多く、冬になると量が減りますが、シワやシミを引き起こすUV-Aの量は一年を通して変わりません。
ですので完璧に紫外線を防ぎたいなら冬場も日焼け止めを塗るべきなのですが、多少は紫外線を浴びないとビタミンD不足になってしまうので、日焼け対策をするなら春先からでも十分間に合います。
日焼け止めで美肌を作る
あまりお肌に薬剤を塗り重ねるのが好きではない方も多いですよね。日焼け止め、下地、カラーコントローラー……と重ねていくとどうしても厚塗り感が出てしまいます。
最近は化粧下地どころか仕上げのパウダー以外をすべて兼ねている日焼け止めも販売されています。時短になりますし、素肌感を活かせるので人気です。
せっかく塗るんですから、オールインワンタイプじゃなくても、美白や保湿効果の高い成分が配合された日焼け止めを選ぶようにしましょう。お肌が荒れていると表皮のバリア機能が下がるので、日焼け対策と肌質改善は同時に行うべきです。
強力な日焼け止めよりお肌に優しいものを
日焼け止めの効果は「SPF」や「PA」であらわされます。今の季節の通勤に使うなら、必ずしも超強力なアイテムを選ぶ必要はありません。
多少日焼け止め効果が低めでも刺激が少なく、お肌に優しい成分がたくさん含まれたものを使いましょう。強力な日焼け止めで肌荒れを引き起こしては元も子もありません。
UV対策もできるファンデが続々登場!
紫外線対策は日焼け止めだけで行うのではありません。最近ではUVカット効果を持つ”日焼け止めファンデーション”が様々なコスメブランドから発売されています。
潤いキープはリキッドファンデ
メイクで日焼けを防ぎながらお肌をしっとりさせたいなら、リキッドファンデを選びましょう。普通の日焼け止めと同じようにするーっと顔全体に伸ばして馴染ませられるので、塗り残しができません。
美白はもとより保湿効果に優れています。またお肌にしっかり定着してくれるので、何度も塗りなおす必要がありません。
お肌が弱いならパウダーファンデ
パウダータイプのファンデにも日焼け止め効果が付与されているものがあります。お肌が弱い人にとって液状の日焼け止めは肌荒れの原因になってしまいます。パウダーファンデなら皮膚の表面に軽やかに粉を乗せるだけなので、お肌への刺激が少ないです。
パウダーなので落ちやすく、メイク直しは必須ですが、逆にいうとメイク直しの時間が取れるならパウダーファンデの方が素肌の透明感を演出しやすいです。仕上げのハイライト替わりに使えるアイテムもあります。
継続は力なり! 美白美肌は作れます
これから夏に向けて、お肌の奥まで突き刺さる強力な紫外線がぐんぐん増えていきます。紫外線はシミやシワの元です。若々しい美白美肌をキープするためにも、急激な老化に襲われないためにも、日々の生活でできる紫外線対策はやっておきたいですね。
紫外線の影響がすぐには表面化しないように、紫外線対策の効果もすぐには目に見えません。しかし塵も積もれば山となれ、紫外線対策を継続することで半年後という近い将来の自分だけでなく、5年後10年後の自分へ「美しい肌」という財産を確実に残せます。