マスク美人の原理を小顔テクに応用する
マスクをつけると美人度が3割増しになることはよく知られています。
わたしたちの目や脳は錯覚を起こしやすく、隠されると都合のいいように脳内補完する特徴があります。鼻から下がマスクで覆われて見えないと、目元から推測できるもっとも美人な顔を脳が勝手に想像するのです。
若い世代を中心にマスクを手放せないマスク依存症の人が増えているのは、ある意味仕方ないことかもしれません。不健全ですが気持ちは理解できます。
マスク依存はさておき、見えないものを都合よく補完する癖のある脳を利用しない手はありません。マスク美人の「隠しテク」をファッションに応用すれば、実際よりもずっと小顔に見せることができます。
秋冬シーズンは首や輪郭を隠すファッションが増えます。着ぶくれしない程度に秋冬ファッションのボリューム感を利用しましょう。
ネックウォーマー&スヌードでアゴ首隠し
首の長さや太さは顔のサイズ感に大きな影響を与えます。
頭部のサイズ自体は身長や体格とあまり関係がありません。人種的に首が太く短く、なで肩の人が多い日本人は、海外の人に比べると頭でっかちに見えます。
また凹凸が少なくのっぺりとした顔立ちをしています。髪の色に比べると肌の色が明るいので、実際より膨張して見えます。
ネックウォーマーやスヌード、マフラーは肩・首・あごのラインを隠してくれます。とくにボリュームの大きいスヌードは顔から視線をそらしてくれる効果もあります。
なるべく軽くて大きく見えるものを選びましょう。ファーでできていてモコモコしているものや、アラン模様のような大きくて目立つ編地のアイテムがオススメです。
首元を覆うと身体が冷えにくくなるので、着ぶくれを防げるというメリットもあります。
ただ静電気が発生しやすいというデメリットもあるので、ヘアケアに力を入れましょう。
ニット帽でフェイスライン隠し
最近はニット帽も安くなりましたね。大人用のニット帽が100円ショップの300円コーナーで買えるのですから驚きです。
100円ショップのものはさすがにチープすぎますが、1,000円も出せばなかなかいいデザインのものが買えます。
ニット帽の中でも深くかぶるようにデザインされているものは、小顔見せ効果が高いです。顔の見える部分が減りますし、ニット帽が髪をおさえてくれるのでエラや頬あたりのフェイスラインを隠せます。
ニット帽と首元アイテム(スヌード、ネックウォーマー、マフラー)の素材や色を合わせれば、統一感も出せます。白・灰色・黒のアイテムが無難で合わせやすいです。逆に全身をシンプルに決めて、ニット帽の色を外すのもアリです。
フチを折り返すタイプやつばがついているタイプは、帽子のボリュームが大きく、顔が小さく見えやすいです。
大判ストールで華奢見せ狙い
スヌードやニット帽よりもシンプルでオフィスカジュアルに取り入れやすいアイテムが、大判ストールです。
厚手のコートを着るほどではない秋や、コートを脱いだあとにストールは活躍します。シックかつキレイ色のストールは大人っぽさと上品さを演出してくれます。
春夏用の薄いショールよりも、秋冬用のストールは厚手の生地で作られています。一枚羽織るだけで肩から腕にかけてのラインがしっかり隠れます。ぴったりと身体に沿うトップスとゆったりとしたストールを組み合わせると、動きが出て、もっさり感が減ります。
布面積が広いので、パーソナルカラーを考慮して、顔色が悪く見えないものを選びましょう。
結論! 都合の悪い部分は隠しちゃおう
秋冬ファッションは重ね方が重要です。肌の露出を避け、ひたすら着込めば着ぶくれてしまいます。ぴったりとしたアイテムとゆったりとしたアイテムの組み合わせで、目の錯覚を起こしましょう。一番コンプレックスの強い部分を優先的に隠せば、かなり小顔かつ華奢に見せることが可能です。