はじめに
メイクは社会人女性の身だしなみとよく言われますが、一体誰が言い出したんでしょうね?男女雇用機会均等法が施行されてから33年。一億総活躍社会というのなら、男女ともにメイクをしたい人はすればいいし、したくなければしなくてもいいと思います。
実際のところ、街を歩いていると案外ノーメイクの女性は結構たくさんいます。職種や企業の雰囲気にも左右されるのでしょうが、一日中デスクワークの人は、社外の人と会う予定がない限りメイクをしないと決めている人もいますよね。
私の周囲には「仕事の日は最低限、もしくはメイクしない。友達と遊ぶときはバッチリ」派と「テンションを上げるためにメイクする」派が多いです。接客業が少ないからだとは思いますが、「ノーメイクの顔を他人に見せられない///」タイプはほとんどいません。おおむねすっぴん派です。ズボラとも言います(笑)
そんなすっぴん派の私たちも、日焼け止めだけはしっかり塗っています。アラサーになってから、フルメイク派に「色白いね」「なんだか最近肌がキレイになったね(良いことあった?)」などと言われる機会がそれぞれ増えました。
高校生のころから化粧をしている知人によると、「ずっとメイクをしてるとお肌のダメージが溜まって、余計メイクをしなきゃいけなくなる。すっぴんの人はダメージを受けてないから、歳とともに肌年齢に差が出てる」とのこと。
私が基本的にメイクをしないのは、若いころニキビが酷く今も肌が荒れやすいからですが、確かにメイクをしたまま寝落ちした経験はありません。
そして普段がすっぴんなので、美容成分入りの日焼け止めと日焼け止め成分入りのCCクリームを塗るだけで、顔色がパッと明るくなるのが自分でもわかります。
なんとなくすっぴんのままアラサーを迎えてしまったあなた。「今更メイクなんて似合わない」なんて思うことはありませんよ。お肌のダメージがフルメイク派より少ない分、美肌キープも楽ですし、ほんの少し整えるだけでメイクをしているように見せかけられます。
コスメ(化粧品)がお肌へ与えるダメージは小さくない
女性ファッション誌やWebの美容記事を読むと、美肌を保つ秘訣は毎日のメイク落としと洗顔、そして保湿だと必ず書かれていますね。すっぴんだと落とすメイクがないので、雑誌に書いてあるような丁寧な方法でスキンケアをしなくても、そこそこの美肌を保っている人も多いと思います。
最近のコスメはお肌への負担がなるべく少ないように改良されています。しかし本来お肌には何もつけないのが自然な状態です。スキンケアに力を入れていても、メイクによる肌ダメージは徐々に蓄積されていきます。
最近は男性も化粧水を使う人が増えています。メイクをしていない分、同年齢の男女では化粧水でお手入れしている男性の方が美肌という場合も多いです。
メイクを落とさないまま寝てしまったときに受けるダメージは、洗顔を30日サボる程度だとか、雑巾を乗せて寝る程度だとか、元の肌質を取り戻すのに100日かかるだとか言われます。
すっぴんの人はコスメからのダメージもありませんし、メイクを落とさずに寝落ちる心配もありません。常識的に洗顔して保湿していれば、お肌の老化スピードはかなりゆっくりめです。スキンケアに気を遣っている人は、肌年齢がかなり若いはずです。
中高生のころからメイクをしていると、新陳代謝が活発でオイリーな時期から肌に負担をかけ続けていることになるので、素肌年齢が上がりすぎて「すっぴんで外に出られない」状態に陥りやすいです。
こうしてますます肌年齢の差が広がっていくのです。
日焼け止め&BBクリーム・CCクリームでお肌を整えるだけでいい
とはいえアラサーに突入すると、疲れが顔に出やすくなります。夏場はメラニン色素の生成が活発ですし、新陳代謝が落ちます。寝不足がくすみを誘発します。紫外線のせいでちょっとした粗が大きな肌荒れのように見えます。
顔には様々なパーツがありますが、最も面積が広いのはお肌です。華やかに魅せたいなら、目や唇を飾る必要がありますが、ただ顔色をよく見せたいだけなら、肌質さえ整えてやれば十分です。
顔に塗る日焼け止めは美容成分や化粧水も兼ねているタイプを選びましょう。朝の洗顔と保湿のあと、美容成分入りの日焼け止めを塗ります。それだけで肌のトラブルはかなり隠れます。その上に、日焼け止め成分の入ったBBクリームやCCクリームを塗り重ねると、肌質が均一になるので顔色が明るくなります。
BBクリームとCCクリームは、機能が違うので自分のお肌の状態と相談して使い分けてください。
BBクリームとは
BBクリームは、カバー力の強い化粧下地です。日焼け止め成分+下地+ファンデーション成分が配合されています。
塗るとちょっと肌がもったりしますが、日焼け止めとの重ね付けでUVカット効果が高まります。お肌にニキビ跡があったり、そばかすが気になる人はBBクリームがオススメです。
CCクリームとは
CCクリームは、BBクリームとは違ってファンデーション要素はありません。CCとはカラーコントローラーの略で、塗るとお肌の色味を補正してくれます。下に日焼け止めを塗っていて、お肌の状態に問題がなければ、CCクリームで補正するだけでナチュラルに輝きます。
私は日焼け止めとBBクリームを塗っていますが、1分ぐらいしかかかりません。あごや首筋まで塗り広げておけば、変な焼け方をしたり、顔とその他の部分の色の差がつくことはありません。
いきなりフルメイクを目指さなくていい
お肌の状態がいいなら、日焼け止めと化粧下地を塗るだけで肌質が均一になり、顔色が明るくなります。すっぴんに近い状態でありながら、印象は全然変わります。お肌ののっぺり感が気になるなら、仕上げのパウダーをはたきましょう。
BBクリーム、CCクリームを塗ってお肌が明るくなると、メイクをしたくなるかもしれませんね。でもいきなりフルメイクはハードルが高いですし、時間がかかります。慣れていないから失敗するかもしれません。
そういうときはポイントメイクを覚えましょう。最初は一点豪華主義でいいんです。しかもその一点を完璧に仕上げる必要はありません。
唇の血色をよくしたいなら、カラー付きの保湿リップだけでもかまいません。目の印象を強めたいなら、マスカラでまつ毛を持ち上げて、透明なまつ毛美容液で保護するだけでかまいません。逆に透明感のある肌質にこだわるのもアリです。コンシーラー使いがうまくなれば、ちょっとしたマイナスポイントはあっという間に隠せるようになります。
まとめ
いかがでしたか?メイクに興味がないのなら、これからも別にする必要はないと思います。でももしメイクに興味がある・出てきたのなら、アラサーになってから周囲に違和感を与えないように変わっていくことはできます。コスメからのダメージを受けていないお肌を大事にしていきたいですね。