はじめに
インフルエンザのピークは過ぎましたが、代わりに花粉が飛び始めましたね。通勤電車の中でもくしゃみを連発している人がちらほら見受けられます。わたしもマスクと眼鏡でがっちりガードしています。
くしゃみや咳が出るのは仕方がないとわかっていても、エチケット・マナーを守れていない人を見ると嫌な気持ちになりますよね。特におじさん。百歩ゆずって豪快すぎるくしゃみと謎のかけごえは我慢しましょう。でも鼻と口を手で抑えない人はNG。汚いです。
くしゃみの時速はおよそ60km/h。ウィルスなどを含んだ飛沫の飛距離は5メートル近くにも及びます。咳の場合でも2~3メートルは飛ぶとのこと。おまけにその飛沫は最大で45分も空中を漂うとの研究もあります。
電車内やオフィスなど、人が集まっている場所でエチケットを守らないことが、いかに罪深いかがわかりますね。
咳・くしゃみエチケットは習慣づけることで自然と守れるようになります。いまいちど、自分が周囲に白い目で見られていないか確認してみましょう。
咳やくしゃみするときは手を添える
エチケットの基本中の基本、「咳やくしゃみをするときは手を添える」。できているつもりでできていない人がかなり大勢います。
というのも加齢とともに反射神経はにぶくなるので、くしゃみや咳が出そうになった瞬間に、とっさに手が動かなくなるからです。また神経が図太くなり、羞恥心が薄れるため、豪快なくしゃみをためらわなくなる人も多いそうです。
しかしVENGA読者世代ならまだ「老化」は言い訳にできません!
マスクをしている場合でも、できる限り手は添えるようにしましょう。周囲の人たちの心象が全然違いますし、なにより手を添えることで咳やくしゃみの音を抑えることができます。
鼻をかむときは人のいない方を向く
これも実行している人にとっては当たり前の行為ですが、クチャラーと同じく、自覚がない人は嫌がられることをしていると気づいていないようです。
オフィスのデスクの配置が壁向きの人はあまり気にする必要はありませんが、島のように配置されている場合はどうすればいいのでしょうか。一番確実なのはうつむいて鼻をかむことです。
また長い時間鼻をズルズルとすするのも、聞いていて気持ちのいいものではありません。なかなか鼻をかむタイミングが取れないという人もいると思いますが、あまりにも酷い場合は、相手に一言ことわってかんでしまったほうが印象は格段によくなるでしょう。
一度外したマスクはすぐに捨てる
咳・くしゃみエチケットは万全でも守れていない人が多いのが、「一度外したマスクはすぐに捨てる」ことです。
マスクは耳に負担をかけます。特に眼鏡をかけている人は、ずっとマスクをつけっぱなしにしていると、痛いのを通り越して血が出てしまうこともあります。ですのでオフィスにつくとマスクを外すという人も多いでしょう。
外したマスクをデスクに置きっぱなしにしている人をみかけませんか? 本人は気にならなくても、他人から見ると使いさしのマスクが放置されているのは気分がよくないですよね。
何度もくしゃみや咳を受け止めているので、ウィルスを含んだ飛沫が付着していて、想像以上に汚いのです。
しかも放置することでウィルスや雑菌が繁殖します。一度外して放置したマスクを再度つけるのは、自分でばい菌を培養して吸い込むようなものです。身体にも皮膚にも悪いので、マスクは使い捨てるようにしましょう。
マスクを途中で外したい人は、会社に予備のマスクを置くなどの対処を取りましょう。個包装されているマスクがオススメです。
まとめ
いかがでしょうか。あなたは咳・くしゃみエチケットを守れていますか?守れている人はこれからも続けてくださいね。守れていなかった人はエチケットが身につくまで意識して過ごしましょう。