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平安時代から存在していた!? 美容健康に効果的な青汁の秘密を大解剖!

はじめに

引用元:http://beascookbook.com/healing-green-smoothie/

生の野菜を絞って作られる「青汁」は、栄養価が高い飲み物として有名です。現在では、「置き換えドリンクダイエット」として生活に取り入れることで、ダイエット効果も期待できるのだとか……。そんな「青汁」の知られざる秘密を紹介します!

という方は要チェックですよ!

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青汁誕生の秘密

青汁がいつ生まれたのか……。実は、平安時代に書かれた日本最古の医学書と呼ばれている「医心方(いしんぼう)」に青汁と思われるものが書かれているのです。医心方によると、植物の汁を絞ったものを「擣汁(とうじる)、杵汁」と呼び、民間療法の一部として使われていたのだそう。植物の汁ということは、青汁の原点といえますね!

現在のような青汁が誕生したのは、1940年代のこと。戦時中の日本では、食料が不足し、人々は常に栄養不足に悩まされていました。そんな栄養不足を解消するべく、「青汁」は誕生しました。

当時、野菜の葉は、家畜が食べるものとして処分されることが多かったのです。そんな野菜の葉に栄養素があることを発見した医師の遠藤仁郎は、当時自分の患者や子どもたちに、大根の葉や、大豆の葉、インゲン豆の葉などを飲みやすいように加工した汁を配っていたそうです。

今では「野菜=健康」というイメージが強いですが、当時は、「栄養価が高い=肉や卵」というイメージが強かったため、野菜の葉を摂取することの重要性を説くのは、とても大変だったのだそう。

しかし、その後アメリカやオランダから渡ってきた「ケール」の栄養価が理解され、今まで青汁に使っていた野菜は使われなくなりました。ケールを使った青汁の優れた作用のおかげで、その存在は徐々に広まっていきました。

青汁の効能って?

そんな歴史がある青汁ですが、やはり古くから長く存在しているだけあって、期待できる効果もたくさんあります! 当初は、栄養価が高いという理由で、「ケール」だけで作られていましたが、最近ではケールに加えて、さまざまな野菜や果物と混ぜることで、種類豊富に作られています。

今回は、メインとなる3つの野菜を紹介します!

ケール

青汁を語る上で欠かせない存在です。βカロテンの含有量が野菜の中でも多く、酸化を防ぐので、老化予防に最適だといわれています。また、メラトニンという神経ホルモンの一種が、体内時計を正常にしてくれるので、安眠効果もあるのだとか。生活習慣の予防にもぴったりだといわれています。

明日葉

明日葉に入っている栄養素は、食物繊維・リン・ナトリウム・ビタミンB2・カルシウム・鉄分……など、挙げたらキリがないほど!

明日葉に含まれる食物繊維は、お通じを良くしてくれる作用があり、デトックス効果も期待できます。また、ポリフェノールの一種であるカルコンが、血液をサラサラにしてくれるので、むくみ解消の効果も期待できそうです。

大麦若葉

脂肪を分解するリパーゼやチトクロームという酵素が、大麦若葉に含まれるミネラルやビタミンを活性化させるので、脂肪燃焼や代謝アップに良いとされています。肌の代謝も上がり、ダイエットにもつながりそうですね!

他にも、ハトムギやヨモギ、ゴーヤなどを入れた青汁も販売されているので、どんな栄養素が自分の目的に合うか、調べてから選ぶのがオススメです!

簡単!おいしい!青汁アレンジレシピ

栄養価が高い飲み物だということはわかったものの、やはり「まずい」イメージが抜けない方も多いのではないでしょうか? 最近は、フルーツを加えた飲みやすい青汁が販売されているものの、口に合わなければ長く続けられないですよね。

そこで、家にあるもので簡単においしく青汁が飲めるようになるアレンジレシピを紹介します!

抹茶ラテ風青汁

市販のカフェラテドリンクやコーヒーに、牛乳で溶いた青汁を加えるだけ!
青汁のほろ苦さが抹茶のような風味になり、まろやかな味わいが口に広がります。

青汁スムージー

バナナやりんご、キウイなどのフルーツや、ほうれん草などの野菜と一緒にミキサーにかけることで、栄養もボリュームも満点なスムージーができます。忙しい朝や小腹が空いたときにぴったり!

青汁入りクッキー

お菓子づくりが好きな方にオススメなのが、お菓子に青汁を入れるレシピです。クッキーだけでなく、パウンドケーキなどにも入れることで、抹茶風味のお菓子ができます。おやつの時間に、お子様と一緒に食べれば、気軽に栄養摂取できますね!

他にも、焼酎などのお酒と割って飲むレシピや、牛乳で溶いた青汁にはちみつを加えるレシピなど、アレンジの仕方は無限大。自分だけのアレンジレシピを作って、楽しく続けましょう。

まとめ

古くから健康に良い飲み物とされてきた「青汁」。現代では、さまざまなアレンジレシピが生まれ、若い世代を中心にブームが再来しています。健康にも美容にも良い青汁を生活に取り入れて、体の内側からキレイになりませんか?

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