はじめに
最近流行している太めの眉。長谷川潤や石原さとみなど、ナチュラルな太い眉は目元を印象づけつつ、強さの中にも女性らしさを出せるところが人気です。ハイウエストやワイドシルエットといった、80年代調のファッションにもしっくりとなじみます。
流行に挑戦したいけど、自前の眉毛をメイクで太眉にするのは意外と難しいもの。ペンシルのカラーが濃過ぎたり、地毛のカラーと合わなかったりすると眉だけが浮いてしまって悪目立ちすることもありますね。上手に描けてもすっぴんの眉が細いと、ギャップの違いが恥ずかしくてプールや温泉デートを躊躇してしまう、という声も聞かれます。
アートメイクは流行が去ったときのリスクが怖いし、何よりナチュラルな太眉の持つ「束感」は、ペンシルや墨ではなかなか出すことができません。そこで登場してきたのがまつ毛エクステならぬ「眉毛エクステ」。自前のような自然で美しい太眉が作れるとして話題を呼んでいます。
眉毛エクステとはどんなものなのか、施術方法や金額の相場、サロンの場所やセルフキットの有無とメリット・デメリットなどについてまとめてみました。
眉毛エクステってどうやるの?
眉毛エクステとは、文字通り眉毛のエクステンション。人口の眉毛を、グルーを使って1本1本地の眉毛の上に植えるように乗せることで、本当の眉毛のように自然な眉を作る施術です。本数やカラー、長さなどが選べるところや、ツイザーと呼ばれるピンセットのような器具を使って植えていくところなど、基本的な流れはまつ毛エクステと似ています。
流行の太眉だけでなく、部分的に薄くなっているところを埋めたり、全体的に眉毛を増やしたりと、希望に応じたデザインに仕上げることもできますし、自分に合った眉の形など、施術前にカウンセリングを受けることも可能です。
眉毛エクステはサロンで施術を受けるのが基本ですが、自宅で付けられるセルフキットも販売されています。セルフキットには付属のグルーを付けるタイプや、黒いファイバーがジェル状のグルーの中に入っているものなどがありますが、1~2本ずつ取り分けて自分の眉毛に植えていく手順はサロンでの施術と同じになります。
眉毛エクステの価格相場や持ち・取り扱いサロンなど
眉毛エクステの価格相場は、サロンでの施術だと8,000円~10,000円程度と、まつ毛のエクステと同じくらいかやや高めになります。
眉毛エクステの他に眉毛のトリートメントや余分な部分の脱毛などがオプションで入ったり、本数に応じて価格が上下する場合や付け放題プランなど、サロンによってメニューはいろいろあるようです。ちなみに眉毛エクステのセルフキットは、およそ2,000円程度で市販されています。
眉毛エクステの持ちについては、およそ2週間程度といわれています。まつ毛エクステの持ちが4週間程度なことを考えると、眉毛エクステのコスパはまつエクの倍くらいということになりそうです。
眉毛エクステの取り扱いサロンはまだ少なく、現時点では東京や大阪などの主要都市のみでの取り扱いとなるようです。まつ毛エクステを扱っているサロンで眉毛エクステのメニューを始めていることが多く、需要もあることから今後は全国に拡大していくと予想されます。
眉毛エクステのメリット・デメリット
眉毛エクステのメリットとデメリットは、下記のようになります。
眉毛エクステのメリット(サロンで施術した場合)
- ・太眉だけでなく、外国人風眉や自然な眉など、プロのカウンセリングで自分に合った眉毛エクステが付けられる
- ・仕上がりが美しく、メイクでは出せない自然な束感で本当の眉毛のように見える
- ・メイクをオフしても眉毛が残るので、すっぴんも平気
眉毛エクステのデメリット(サロンで施術した場合)
- ・持ちが2週間程度のため、まつエクよりも割高な印象
- ・本数によっては、エクステ前と後であまり変わらないことがある
- ・取り扱っているサロンの数がまだ少ない
- ・カラーリングは事前に、オイルクレンジングやペンシルメイクはNG、といった制約がある
眉毛エクステのメリット(セルフの場合)
- ・安いので気軽に試せる
- ・通販で手に入るキットも多く、全国どこでも眉エクができる
- ・キットによってはメイクの後にちょっと足すなど、自分次第の使い方も可能
眉毛エクステのデメリット(セルフの場合)
- ・ぶきっちょさんは仕上がりがイマイチになる可能性大
- ・1本1本付けるため、時間がかかる
- ・色や長さなど、選べる種類が限られる
- ・持ちが悪い
まとめ
取り扱いサロンが少なかったり、持ちがあまり良くないといったデメリットはありますが、自然な束感で流行の太眉がすっぴんでも続くメリットは魅力的ですね。今後サロンが増えれば、持ちや価格も改善するかもしれない眉毛エクステ。1度試してみてはいかがでしょうか。