はじめに
実年齢よりも年上にみられる老け顔さんは、それはそれで悩みがあります。でも、童顔さんにも悩みはありますよね。幼く見られるがゆえに、補導員に声をかけられたり、頼りなく見られたり。
でも、メイクの力を借りると、童顔さんも大人っぽく見せることはできます。アイメイクやリップでも雰囲気は変わりますが、手っ取り早く大人顔にするには、童顔さんの特徴である丸顔を変えることです。
使うアイテムは、ハイライトとシェーディング。まだ使ったことがないという方でも簡単にできる、やり方を紹介するので参考にしてくださいね。
大人メイクのポイントはハイライトとシェーディング
童顔さんが幼く見えるのは、丸顔とのっぺりとした印象が強いことが関係しています。骨格を変えることはできませんが、メイクで陰影をつけて立体感を出し、縦のラインを強調することはできます。
立体感を出すためには、ハイライトとシェーディングを使って、大人メイクに仕上げていきましょう。ベースメイクを整えたら、ハイライト→シェーディングの順に入れます。明るい色を先に入れたほうが、シェーディングの濃さを調整しやすいです。
先にシェーディングを入れて濃くなってしまうと、違和感が出ることもあるので順番は大切ですよ。
童顔さんにおすすめのハイライトの入れ方
ハイライトはツヤ感と高さを出す効果があります。ハイライトというと白を想像する方もいると思いますが、肌の色から浮いてしまい、歌舞伎メイクになるのでNGです。選ぶなら、ほんのりラメやパールが入った、肌馴染みの良いピンク系やベージュ系が良いでしょう。キラキラしすぎると華やか過ぎて、日常生活では浮いて見えますし、あからさまに入れている感が出てしまうのでおすすめしません。
ハイライトにはクリームやパウダータイプがありますが、つけすぎやムラを防ぐためにパウダータイプの方がおすすめです。では、ハイライトの入れ方を紹介しますね。
1. ハイライトブラシにハイライトをとり、余分なパウダーをティッシュオフして落とします。
2. 黒目の下から頬骨の高い位置、目尻あたりまで入れます。
3. Tゾーンと顎先にハイライトを入れます。
ハイライトを広く入れてしまうと、顔が大きく見えてしまうので、狭い範囲に入れるようにしましょう。鼻筋は鼻先まで入れると、テカっていると勘違いされるので、鼻先は避けてくださいね。
童顔さんにおすすめのシェーディングのいれ方
シェーディングは顔周りに入れると小顔や縦長効果があり、鼻筋の側面に入れると顔の彫りを深く見せる効果があります。自分の肌より1~2トーン落とした暗めのファンデーションやシェーディングを使いましょう。
シェーディングにもパウダーやリキッド、スティックタイプがありますが、初心者が使いやすいのはパウダータイプです。一気に濃くなりすぎず、様子を見ながら濃さを調整できます。
では、シェーディングの入れ方を紹介しますね。
1. 大きめのブラシにシェーディングをとり、余分なパウダーをティッシュオフして落とします。
2. 耳の下あたりからフェイスラインに沿ってシェーディングしていきます。
3. こめかみやおでこの両サイドにも、うっすらシェーディングします。
4. 小さめのブラシに変えて、シェーディングをとり、余分なパウダーをティッシュオフして落とします。
5. 目のあたりの鼻筋の側面に沿って縦にシェーディングを入れます。
フェイスラインに沿ってシェーディングするときは、やや広めにいれると影の部分が多くなり、縦長に見えます。注意したいのは、鼻筋にシェーディングするときです。いれる位置を眉毛あたりにしてしまうと怖く見え、大人顔どころか男顔になってしまうので注意してください。
プチプラでも優秀なハイライトとシェーディング
ハイライトやシェーディング初心者は、「買ったけど色が合わなくて失敗…」ということがないように、プチプラなものから始めると良いと思います。プチプラでも優秀なハイライトとシェーディングを紹介するので、参考にしてくださいね。
キャンメイクシェーディングパウダー(メーカー希望小売価格:税抜き680円)
2色のカラー展開がされており、濃くなりすぎず、自然な仕上がりになるので、初心者にも使いやすいシェーディングパウダーです。マットな質感で肌にのせやすく、皮脂にも強いのでメイクが崩れません。朝に一度入れるだけで、お直しが必要ないのはうれしいですね。
リンメルスリーインワン モデリングフェイスブラッシュ(メーカー希望小売価格:税抜き1,500円)
一見するとチークなの?ハイライトなの?と迷いますが、こちらは左がハイライト、真ん中がチーク、右がシェーディングと全て一つのコンパクトに収まったパレットです。それぞれの色合わせをしなくても、相性の良い色を組み合わせていて便利ですよ。8つのカラー展開がされているので、どんな表情にしたいかで選ぶと良いと思います。
メイベリンニューヨークフェイスステュディオ Vフェイス デュオパウダー(メーカー希望小売価格:税抜き1,600円)
ハイライトとシェーディングが一つになったコンパクトは、2色のカラー展開です。立体感のある顔に仕上がる丁度良いコントラストが特徴で、どんな肌にもきれいに馴染みます。2色を混ぜてシェーディングとして使うことも良いですし、それぞれ単品で使うことも良いですよ。
まとめ
童顔さんは、丸い顔とのっぺりした印象をなくすだけでも大人っぽくなります。縦長効果と立体感を出すために、ハイライトとシェーディングを取り入れて大人メイクに挑戦してみてくださいね。一手間加えるだけでも、顔の印象が変わり、大人顔に仕上がりますよ。