はじめに
赤く炎症を起こしてしまっている赤ニキビになると、チクチクした痛みを伴いながらもメチャクチャかゆくてたまらない時がありますよね!掻きたいのにちょっと触るとピリッと痛みが走るので触ることすら躊躇してしまう時がありますよね。
しかも1つだけでなく数カ所にできていたりすると、痛痒さと闘うのに苦労してしまうと思います。かゆみの度合いが大きさに関係ないのも気になるところですよね。
ニキビがかゆくて仕方がない時って、他に意識が行かなくなってしまうので一日中気になる場合もあって非常に厄介です。今回は、ニキビがかゆい時の対策法などをご紹介しましょう。
ニキビがかゆいのには原因がある!?
赤く腫れたニキビがかゆいのは、なぜでしょう?意味なくかゆい訳ではないんですよ。かゆいのに掻けない時ってイライラしちゃいますよね。結構なストレスの原因にもなってしまうので、どうしてかゆいのか原因を解明しましょう。
肌が乾燥している
ダントツでニキビがかゆい時の原因は、お肌が乾燥しているからです。これ、本当なんです。ニキビができているとか、いないとか関係なく言えることなんです。
乾燥するとポリポリお肌を無意識に掻きむしってしまう人も多いのではないでしょうか。エアコンを使用した環境の中にいる人は、お肌が水分不足になってしまうのでかゆみを引き起こしてしまうんです。
雑菌が付着している
乾燥に次いで、ニキビをかゆくしてしまう原因の2つ目は「雑菌」です。あなたの手は汚くないですか?ニキビが気になり過ぎて、無意識に触ってしまっていませんか?
じつは、手には見えない雑菌がいっぱい付いているんです。この手でお肌を触ってしまうと、毛穴が詰ってしまうので、かゆいニキビを作ってしまうこともあるので要注意です。
家庭やオフィスのエアコンで、こまめに掃除をしていないと空気中にカビや雑菌がばら撒かれてかゆみを発生させてしまうこともあります。清潔な寝具を使うことも忘れずに!
ヒスタミン
ヒスタミンとは、ニキビの原因であるアクネ菌を体外に排出しようと闘う免疫細胞と合体した時に、かゆみを起こすために分泌される迷惑極まりない物質です。
このヒスタミンは、お肌の水分がなくなってカサカサに乾燥していると免疫力が低下してしまうことによっても分泌されやすくなってしまいます。
個人差がありますが、アレルギー体質の人でヒスタミンが過剰に分泌される人もいます。この体質の人がニキビを発生させてしまうと、激しいかゆみとニキビ跡の赤みや色素沈着を起こしてしまうんです!
かゆいニキビの対処法って?
ニキビがかゆくてたまらない時のツラさ、ものすっごく理解できます。でも、かゆみに負けてニキビを掻いてしまうと悲しいことにニキビ跡が残ってしまいます。このジワジワしたかゆみを改善するための対策をして、乗り切りましょう!
対処方1…とにかく冷やす
ニキビがかゆくてたまらない時は、とにかく冷やすようにしましょう。状況的に可能であれば、一番のおすすめは幹部に氷を当てて冷やすことです。これで、かなりかゆみが軽減されます。
ニキビだけでなく、すべての湿疹に活用できます。子どもの水疱瘡などにも有効です。綺麗なガーゼやハンカチに包んでから幹部に当てると溶けた水で周囲がビチョビチョになることも防げます。
ケーキ類などに付いてくる保冷剤を捨てずに取っておくと重宝します。氷も保冷材もない場合には、冷たい水で濡らしたハンカチやタオルなどを使って冷やしましょう。
対処方2…フェイシャルスプレー
ニキビのかゆみには保湿をするのが一番良い方法です。あまりにもニキビがかゆい時には、フェイシャルスプレーをシュッとひと吹きするのも一時的ではありますが、かゆみから解放されるのでおすすめです。
ニキビのかゆみに一時的に氷などで冷やして誤魔化せたとしても、実際には保湿しなくては肌が乾燥してかゆみは止まることがありません。
フェイシャルスプレーは、お顔のニキビに直接触れることがないので、触ってしまったり潰してしまうリスクがなく保湿することができます。
ムヒはニキビのかゆみに効く?
かゆみを伴う赤ニキビには、汗疹や湿疹に効果のある「ムヒS」が効果があるって知ってました?塗った瞬間、スーッとして救われた気分になれます。
ムヒには塗ると抗炎症作用があり、ニキビ治療に欠かせない成分のグリチルリチン酸、急プロピルメチルフェノールが配合されています。
生薬の甘草から抽出された成分「グリチルリチン酸」は、ニキビの治療薬やニキビ用化粧水には必ず配合されている成分です。ムヒを塗ることによって炎症が抑えられる効果があります。
イソプロピルメチルフェノールは、ニキビの元凶と言えるアクネ菌やブドウ球菌、マラセチア菌を殺菌する効果があるので、ニキビを元から治します。初期のニキビにも、膿を持った黄色ニキビにも使用することができる優れものです。
かゆいニキビに効果的な薬を紹介!
ニキビがかゆい時は、薬を塗って早くなんとかしたいもの。最近では、色々な薬が販売されていて、ドラッグストアや薬局で個人が手軽に購入できるものだけでも50種類はあるんだそうです。薬の中でもニキビのかゆみを抑えるものを、上記の「ムヒS」以外にもいくつかご紹介しましょう。
リンデロン
ヒスタミンのせいで、かゆみが発生しているニキビについては、皮膚科で処方してもらえる「リンデロン」があります。抗生物質のゲンタマイシンと、抗炎症作用があるステロイドの一種ベタメタゾンが効果を発揮します。
テラ・コートリル
長期間連続で使うことは不可能なステロイド剤が配合されたニキビ用の塗り薬です。広範囲に使うことも避けましょう。ニキビにワンポイントで使う感じですね。かゆいニキビだけではなくて、痛いニキビや痛痒いニキビなど、赤く腫れ上がったニキビにも素早い効き目をしめすことで人気です。
オロナインH軟膏
抜群にニキビのかゆみに対して効くということはありませんが、どこの家庭にも必ずあるのではないかと言うほど知名度と活用度の高い薬です。抗炎症作用と殺菌作用がありますので即効性はなくても多少の効果は期待できます!
ドルマイシン軟膏
マラセチア菌が原因とされている、おでこニキビや背中ニキビに効くと言われています。マラセチア菌を殺菌する効果があります。薬を塗る前には、しっかりと保湿をするとより一層の効果があげられます。おでこニキビならば1週間程度、背中ニキビには2週間程度で効果があると言われています。
かゆみが止まらない場合は皮膚科の受診を!
ニキビがかゆくてたまらない時には、市販の塗り薬を使うのも良いですが、いっそのこと皮膚科へ受診して自分のニキビの状態を診てもらう事もおすすめです。
時間がないと、なかなか難しいかも知れませんが皮膚科であれば医療保険も効くので、市販薬を買ったけれど効果がないので別の薬を試してみる~という時間とお金のロスを防ぐこともできます。
皮膚科で処方されることの多い塗り薬のべピオゲルは、成分が過酸化ベンゾイルで抗菌作用とピーリング作用、乾燥作用があります。ニキビだけに塗る薬で周囲には塗らない様に気を付けなくてはなりません。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ニキビがかゆい時には、抗ヒスタミン作用のあるビオチンを含んだ食べ物を食べて、かゆみを抑えるのもおすすめです。
食べてすぐに効果が出るわけではありませんが、薬や保湿だけでなく体の内側からも対処するようにしましょう。
特におすすめは、ビタミンBをたっぷり含んだレバー!積極的に食べるようにしてお肌のターンオーバーを活性化させましょう。レバーはかゆみのあるニキビの救世主です。