タイプ別の脱毛器具の効果
① 光フラッシュ脱毛器具の効果(「ケノン」の場合)
光フラッシュ脱毛で最も人気がある「ケノン」(定価は9万円台ですが、実質7万円前後で販売)について、その効果を調べてみました。
家庭用脱毛器「ケノン」による脱毛の原理は、エステサロンや美容クリニックで用いられている光(キセノンフラッシュ)を使用します。「ケノン」の一番の特徴は、他の製品に比べて照射面積が非常に広いことです!業界最大級の一度に広い範囲の脱毛処理が可能で、結果的に回数がすくなく済みます。
また、痛みが少ないのも評価が高い理由となっています。使用レポを見ると、実際に「ケノン」をワキ脱毛で使用した場合、一本一本が太い毛のワキ部分で、照射は片ワキ3回ほど、5分もかかりません。15回以上の照射を繰り返すことにより、ワキ毛がやがて細くまばらになったそうです。その他の部位では、5回目を過ぎたあたりから効果を実感している人が多いようです。
②レーザー脱毛器具の効果(「トリア」の場合)
レーザー脱毛器具で最も人気がある「トリア」(定価は54,800円)について、その効果を調べてみました。日本の厚生労働省にあたるFDAの認可を受けた唯一の家庭用レーザー脱毛器で、光脱毛よりも高い脱毛効果が期待できるといわれています。
使用方法はレーザー面を肌に当てると黒い色(毛穴)に反応して、ピッと音が鳴って照射されます。その照射範囲は1cm×1cmと、光の原理で脱毛する「ケノン」に比較すると狭いですが、効果は高いです!
使用レポを見ると、ムダ毛処理に時間はかかるものの、十分な効果が見込めると評されています。レーザーの段階は1から5(5が一番強い)までで、一番強い「5」はチクッとした痛みがありますが、ぜったいに耐えられないような痛みではありません。効果としては、週に一回、6ヶ月くらい継続して使用していると、毛が細くなってきます。
玄人向けながらも確実な結果を求める方に人気を博しているのがこの「トリア」というわけですね。
③サーミコン脱毛器具の効果(「ノーノ―ヘア」の場合)
独自のサーミコン式を採用した「ノーノーヘア」(定価28,381円)について、その効果を調べてみました。サーミコンとは、熱エネルギーを発生させる熱式のことで、その原理を使った国内唯一の脱毛装置が「ノーノーヘア」となります。
その使い方はとてもシンプルで、熱線が搭載されたローラーを肌の上に滑らせ、熱線が毛に触れるとその部分のムダ毛を瞬時に溶かし、カットします。また、レーザーや光フラッシュ脱毛器のように、あらかじめ長いムダ毛を剃ったり冷却ジェルや保冷剤で冷やしたり専用のジェルを塗るというような事前の準備の必要が全く不要なのも手軽でいいですね!
使用感としては、1回の処理で完璧な脱毛はできませんが、使い続けるうちにみるみるキレイになっていくのが分かって楽しいです。とくに薄毛の人は、すぐにツルツルになるとか。さらに、肌に優しく、処理後に触ってもチクチク感がないので、安心して使えるのもポイント高いですね!
ただし、ムダ毛そのものを抜く「ケノン」や「トリア」とは異なり、ムダ毛はまた生えてきます。ですから、処理を続けることによってムダ毛が薄くなっていく、または細くなっていくというような脱毛効果はありません。
脱毛器具をもっと効果的に使用するには?
①毛周期を意識して脱毛処理を行う
人間の体毛(頭髪以外)では、皮膚表面に出ているのは全体の3割ぐらいで、残りの7割は皮膚の中にあることをご存知でしょうか。
脱毛処理は、成長期のムダ毛を処理の対象とするものですから、それ以外の退行期・休止期のムダ毛部分に処理を行っても意味がないこととなります。またそれらの毛根が成長期になるのを待って脱毛処理を行う必要があります。
もし、家庭用脱毛器を週一ペースにすれば、1ケ月で4回施術可能となりますね。エステは通常全身脱毛で平均20回の施術だそうです。
つまり、20割ることの4で5、つまり5ヶ月で脱毛終了となります(エステと家庭用脱毛器の脱毛効果が同じ場合)。
ただし、家庭用脱毛器は自分で施術しますから、脱毛ムラは当然あるとおもいますので、脱毛回数を2倍の40回と想定してみましょう。これにより、家庭用脱毛器ですと、40割る4で10 それでも、10ヶ月の期間で終えることができるのです。
脱毛エステに通うよりも、家庭用脱毛器をきちんとスケジュールを守って使用した方が、脱毛の完了は早くできるということがわかります。
②お肌のケアを怠らない
肌のケアを欠かさず、特に保湿を大切にすることで、脱毛器の効果を最大限に得ることができます。せっかく脱毛したのに、お肌トラブルが発生して後悔しないように、ちゃんとケアしましょう。
特に、「ケノン」などの脱毛器はフラッシュ(光)をあてるので、乾燥しがちになります。どんなに忙しくても保湿の手間を省略せずに、しっかりやりましょう。また、普段から肌が乾燥している人は、そのままの状態で照射すると、外部刺激からの防護バリアとしてのお肌の機能が弱まり、痛みを感じやすくなってしまいます。ひどい時はやけどに発展する恐れもありますので、特に注意が必要です。
さらに、保湿をしっかりすると、肌が水分を保ちますので、毛が抜けやすくなる・埋没毛になりにくくなる、という今後の脱毛処理のためのメリットもたくさんありますので、続けるようにしましょう。
脱毛器具で気になる「痛み」
痛みを感じやすいのはどの部分?
脱毛器具を使用して、どの部分を施術した際に痛みを感じたかを調べると、毛が太い・毛根が深い・皮膚が薄い部分で痛みを感じるということがわかりました。
これらが、痛みを感じやすい個所というわけですから、その反対に痛みを感じにくい場所は、毛が浅い・毛根が浅い・皮膚が厚い・脂肪が多いと言うことになりますよね。つまり、痛みを感じやすい場所は、ワキ、ヒザ下、Vライン、顔(男性)、胸(男性)となります。
痛みを感じにくくする前処理
脱毛器具を使う前に、肌を保冷剤などで冷やしておくと痛みを軽減できるといわれています。冷やしてから脱毛、そしてまた冷やす…。脱毛時にこの繰り返しをすると、痛みの軽減に効果的です。
冷やすことで、痛みを感じにくくしますし、あわせて肌へのダメージも小さくなります。特に、痛みを感じやすい個所の場合は、脱毛ケアとして、いつもよりも念入りに冷やして、しびれるくらいにしておくと良いでしょう。かなりおすすめです!
セルフ脱毛とエステサロンの違い
セルフ脱毛とエステサロンのメリット比較
家庭用脱毛器のメリットは、好きな時にお手入れができる・自宅でできるので出かける手間が無い・脱毛範囲が自由にできる・回数が無制限などがあります。
それに対し、エステサロンのメリットは「手の届かない所まで脱毛してもらえる」「お肌へのダメージが少ないプロのアフターケア」「大手サロンは全国展開で通いやすい」などがあります。
全身脱毛ならエステサロン、部分的な脱毛なら家庭用脱毛器がオススメ
全身脱毛を考えた時、どうしても家庭用脱毛器では施術できない箇所がでてきます。また、家庭用脱毛器は1回の照射範囲が狭いなどの理由から、全身脱毛の場合はエステサロンをおすすめします。
これに対し、部分的な個所の脱毛の場合は、時間の節約になる・見える範囲のお手入れなら楽にできる・納得いくまで脱毛が可能、などの理由から、家庭用脱毛器がおすすめです。
圧倒的に安い家庭用脱毛器
最近では、どのエステサロンでも以前よりずいぶん安く施術を受けることができるようになりました。両ワキ10,000円以下で施術できたり、中にはキャンペーン価格で数百円で納得するまで何度でも施術を受けられるところもあり、価格破壊の時代に入っているかのようです。
しかし一方で、本当に気になる腕や足などの広範囲の部位や、VIOゾーンなどのデリケート部分の脱毛処理を行うとなると、今までと同じく大変高額な施術価格となっているのが現状のようです。
これに対し、たとえば家庭用脱毛器「ケノン」の場合、一回当たりの照射単価は約0.038円とかなりコストダウンとなっています。足や腕などに広範囲の照射(2.5㎝×3.7㎝)ができる「ケノン」を使用すればわずか数回で終わり、これによって、脱毛エステとは比較にならない安価となります。
それ以外にも、スケジュールに左右されることなく、自由な時間で脱毛処理を行うことができ、またサロンに行くための交通費もかかりません。このような点から比較すると、圧倒的に家庭用脱毛器の勝ちだと思います。
まとめ
家庭用脱毛器具の効果について、各方式別に調べてみました。その効果の期間には、毛周期についての知識も必要です。
また、多くのユーザーが悩んでいる脱毛器具の痛みについてもその原因と対処方法があるということがわかりました。セルフ脱毛とエステサロンの違いについては、全身脱毛か、自由に各部位への脱毛処理かで、両社のいずれを選択するかがわかれていることもわかりました。
目的、予算、自身のスケジュールなども含めて、どちらを選択するかの参考になればいいと思います。