原因のわからない不調は不安の元!
新年度になり、新しい環境や生活に慣れる為に毎日頑張っているにも関わらず連休後にはそんな気持ちも一転。
「なぜか会社に行きたくない」
「なぜか体の調子が悪い」
「なぜか気分が落ち込んで人と関わるのが億劫」
など、”なぜか”が付きまとう状態が続いていると不安で仕方ありませんよね。
社会人として頑張りたい気持ちはどこかにあるのに、それ以上に心身共に辛い状態になってしまっているのは”五月病”の可能性があります。
実は、五月病は五月に発生してしまうとは限らず、緊張状態が緩んだ時に発生してしまう傾向にある為、発生の可能性があるのは決して五月だけのものではありません。
自分で「どうして?」と疑問を抱いてしまう事によってうつ病に発展してしまう事も少なくないのが五月病。
なぜ心身共に辛い症状になってしまっているのか、今回はその原因について詳しくご紹介していきます!
病気を治すためにまず知らないといけないのはその原因。原因を知る事によって、解決する事がたくさんあるはずですよ!
五月病の原因にはどんなものがあるの?
五月病とは「ストレス過多」の状態です。
ストレスが爆発してしまったり、逆にストレスによって気が滅入ってしまっていたりと人によって症状の出方は様々です。
それでは、五月病になってしまう原因を詳しくご紹介していきましょう!
受験・入試試験からの解放
受験や入試試験が終わって気持ちが落ち着いた人が五月病になってしまうケースがあります。
特に名門校への受験に向けて何年も頑張ってきた人が、合格して入学して暫く経った頃に学校に行きたくなくなってしまったり体調不良などの症状を感じる事が多くなっています。
これは受験や入試試験まで常にストレスを感じていた事が重要な因子となっており、まるで燃え尽きたかのように気力がなくなってしまいます。
これまで蓄積されてきた緊張の糸がぷつっと切れてしまいやすいのがゴールデンウィークの連休。
そうなってしまうのは無気力になってしまう程受験や試験を頑張った証拠です!
受験や入試試験の後に五月病の症状が出たら「受験が終わった事が原因だ」と思うようにすると楽になるはずですよ!
新しい環境での人間関係の構成
人間が最もストレスを抱えやすいと言っても過言ではないのが「人間関係」です。
親しい友人関係でもストレスを感じる事があるかと思いますが、新しい環境での孤独というのは非常に不安ですよね。
”知らない”、”わからない”というの人間は不安になります。
相手がどんな人間かわからないまま、それを知る為に歩み寄り嫌われないように気を遣いながら人間関係を一から築くというのは非常にストレスを感じてしまいますよね。
自分で認識しているストレスよりも多くのストレスを抱えて毎日を過ごしている事が五月病の原因になっているケースも多々あります。
五月病と人間関係は切っても切れない仲。
ですがそれだけあなたに「早く慣れたい」という強い気持ちがあるからこそです。
新しい環境で頑張り過ぎた、と思い自分を休ませてあげましょう!
新生活に対する理想と現実のギャップ
新しい会社・学校に念願の一人暮らし。
「入社したらこれしよう!」
「きっとこんな素敵な事があるだろうな…」
など、期待に胸を弾ませていた事でしょう。
素敵な先輩がいて優しく仕事を教えてくれると期待していたのに、実際は大事な事を教えてもらえず放置状態でミスをしたら怒られる現実…。
そんな毎日が続いたら、やる気がなくなってしまいますよね。
実際に五月病になってしまう人の中には、理想と現実のギャップに心を傷めてやる気を消失してしまった事が原因になっている人もいます。
現実に対して心がついていかない状態での連休はまさに天国。
新生活での緊張が解れ、連休明けにはやる気がなくなってしまった心が更に沈んでしまい五月病に…
そういった時は「現実が厳しくて疲れてるんだな」と自分の心からストレスをなるべく取り除いてあげましょう!
本人の性格
五月病になってしまう人がいる一方、ならない人も存在します。
その違いは「本人の性格」によるものだと言われています。
五月病になりやすい性格は以下の通りです。
・頑張り屋
・真面目
・人によく気を遣う
・我慢してしまう
・周囲に合わせる
・責任感が強い
・完璧主義
・几帳面
・自己理想が高い
・自分を卑下する
・内向的
こういった人は周囲から信頼され多方面で頼られるタイプです。
しかしこういった人はうつ病にもなりやすいと言われており、自分の気持ちを内側に閉まってしまう傾向にあります。
五月病というのは決して甘えではありません。
それだけ頑張ってきた証拠です。
実際に社会は頑張る人に対して優しくありません。
頑張ってやった事にも拘わらず「この人は出来る人だ」と思われてしまい、更にハードルの高い事を強いられがちです。
しかし、ちゃんとわかってくれる人はいますしきちんと評価してくれます。
そしてこれらの性格は短所ではなく、長所でもあるんです。
「どうして五月病になんか…」と思わず、「頑張りすぎちゃったんだな」と自分を労わってあげる事が重要です。
まとめ
いかがでしたか?
五月病の原因というのは本当に様々ですが、共通して言えるのは「ストレス」という点です。
五月病は決して病気ではないですし、一時的な物なのでしっかりストレスと向き合う事で早い改善が期待できます。
なってしまっている間は非常に辛いかと思いますが、しっかり自分の心と身体を休めてあげる事が重要です。
もしも症状が1ヶ月以上続いてしまう場合はうつ病になってしまう可能性もあるので早めに専門医に相談してくださいね。