湿度が高いと食中毒が増える
2018年も梅雨入りしましたね。どちらかというと空梅雨(あまり雨が降らない梅雨)傾向だそうですが、向こう数か月は高温多湿な日々が続くかと思うとちょっと憂うつになります。
さてこの季節になると食中毒のニュースが目立ち始めます。高温多湿だと食べ物が腐りやすくなり、食中毒の原因となる菌類も繁殖しやすいからです。夕飯の残り物は冷め次第冷蔵庫に入れないといけません。
食中毒を防ぐには菌の繁殖を抑えることが重要です。私たちが家庭内でできることは、調理器具を清潔に保ち、購入した食材に加熱などの正しい処理をほどこして食べることです。
調理器具の中でもまな板はさまざまな食材が直に触れ、包丁による細かい傷に菌類が入り込みやすいため、特に徹底的に殺菌をしなくてはいけません。まな板の効果的な消毒方法や清潔に保つ方法をまとめました。
まな板は使い終わったら毎日消毒する
毎日の調理でまな板は様々な食材と触れます。しかも包丁が当たるためまな板の表面には細かい傷がつきやすく、普通に食器用洗剤で洗うだけでは汚れや雑菌を落としきることはできません。
皆さんはまな板を何枚お持ちですか?独り暮らしだと1枚で十分という方もいらっしゃいますが、できれば肉類と野菜類をわけるために2枚以上用意するべきです。すべての食材を1枚のまな板で処理していると、熱さえ加えれば問題ない菌がサラダのような熱を加えないメニューについてしまう可能性があるからです。
またまな板は使い終わったらその場ですぐ洗うようにしましょう。使うたびに都度都度洗っておけば、雑菌の繁殖を最小限で抑えることができます。食器と一緒にまとめて洗うのはオススメしません。
そしてまな板は1日の終わりに必ず、キッチン用の漂白剤で消毒しましょう。花王から発売されている泡タイプの「キッチンハイター」は非常に使いやすいです。1日1回寝る前に殺菌することで、夜の間の雑菌の繁殖がかなり抑えられます。
使い捨てタイプのまな板も利用する
調理器具に対して特にこだわりがないのであれば、まな板シートや100円ショップの安いまな板を使い捨てるのもアリです。
まな板シートとはまな板の上に敷いて汚れや傷を防ぐシートです。肉類を切るときに敷いたり、逆に果物などを切るときに敷いたり、シートを使うことで異なる食材が触れ合うのを防ぐことができます。
100円ショップのまな板は木製のものもプラスチック製のものも品質はそれなりなので、使い捨ての使用にうってつけです。バーベキューなど大量の肉類を切るときに便利です。日常生活でもまな板シートと安いプラスチックまな板を組み合わせれば、除菌の手間がはぶけます。
日々の除菌と定期的な買い替えが健康を守る!
食中毒の原因である菌類は目に見えません。毎日の殺菌消毒を徹底し、菌が調理器具に付着するのを防ぐことで食中毒の危険性は下がります。食材ごとにまな板や包丁をわけ、ときにはまな板を使い捨てることで、自分や家族の身体を守りましょう。