はじめに
実年齢がバレやすい部位といえば手と首です。首は手と違って隠すことができませんし、すぐ上にある顔はメイクでカバーできるので、落差にギョッとしたことがある人も多いと思います。
手は自分の目で直接見られるのでシワやシミに気づくことができます。しかし首は鏡に映さないと見えませんし、角度的に見えにくく、しかもつい顔ばかり見てしまいます。ふと気づいたときにはすっかりオバサン首になっていると悲しいですよね。
今からでもネックケアをすることで老化を遅らせたり、回復したりします。この記事では首が老けやすい原因や、対策を解説します。
首はシワやシミができやすい
顔など他の部位と比べてなぜ首は老けて見えるのでしょうか。
首の皮膚は薄く動かす機会が多い
首の皮膚は他の部位と比べて薄い特徴があります。そして重たい頭部を支え、日常生活の中でよく動かすので、皮膚が伸びてシワやたるみの原因になります。指の関節と同じですね。
特に問題になるのが、うつむく動作です。現代人は手元のスマホを見ている時間が増えたため、ストレートネック以外にも首のシワが定着しやすいという問題が発生しています。スマホに限らず姿勢の悪さは首の皮膚に余分な負荷をかけてしまいます。
首が長い人は、短い人に比べてシワができやすいです。動かす範囲が大きいからです。おまけにその長さゆえに首が目立ってしまいます。逆にケアを怠っていない首の長い人は、とても若々しく見えます。
紫外線対策を忘れやすい
皮膚が紫外線にさらされると老化が促進されます。顔や腕、足、デコルテ付近に日焼け止めを塗る人でも、あごの下に近い部分はうっかり忘れがちです。鏡に向かっても自分では見えづらいので、ふと気づくと水分と弾力が失われ、シミ・シワができているということもあります。
首は汗をかきやすい
汗をかきやすい部位といえば額や腋ですが、首にも顔の2倍程度の汗腺があります。汗が出るのは、汗が蒸発するときの気化熱で体温を下げるためです。汗と一緒に皮膚表面の水分も蒸発してしまうので、乾燥しやすく、皮膚の細胞が傷つきやすいのです。
首イボ
首のイボといえばお年寄りをイメージしますが、早い人だと30代からイボができ始めます。イボが定着してしまうとどんなに綺麗にしていても、残念な印象になります。
首のシワ対策
老け見えしないためにも今すぐ首のエイジングケアを始めましょう。完全にシワが定着してしまう前に対処することが大事です。またすでにシワができてしまっていても、今からケアすることである程度若さを取り戻すことはできます。
保湿する
首の皮膚は薄く乾燥しがちです。顔のスキンケアと同じくらい丁寧に保湿する必要があります。化粧水はケチらず、顔のケアと一緒にアゴの下や首、デコルテまでしっかり保湿しましょう。クリームも同様です。
日焼け対策をする
夏に限らず首は1年中外気に晒される機会が多いです。油断しないよう首元もしっかり日焼け止めを塗りましょう。汗をかきやすい部位なので、塗り直しも必要です。ストールを巻くのもありですし、最近はオシャレで冷やす効果のあるネックカバーもあります。ただし布の刺激は首イボの原因の1つです。
姿勢をよくする
うつむく姿勢が首のシワを定着させます。下ばかり見るのではなくまっすぐ前を見ましょう。スマホの見過ぎは厳禁です。また猫背も首元に負荷がかかり、シワができるだけでなく二重顎の原因にもなります。
まとめ
人の価値は見た目では決まりませんが、見た目が大きく印象を左右するのも事実です。首のエイジングケアは今の自分を若見せできるだけでなく、将来の自分への投資にもなると思います。夏がきて肌の露出が増える前にネックケアを見直してみてください。