はじめに
1度でも婚活を頑張った経験のある人なら共感できることですが、婚活は一見楽しそうに見えて、意外と忍耐と労力のいる作業です。婚活パーティーに参加する前日、または数日前から既に婚活は始まっています。
クマやむくみが出ないように体調を整え、服装やヘアメイク、ネイルなどにも気を遣い、初対面の男性とトークを弾ませつつ恋愛に発展させられそうかを見定める。人によっては罰ゲームではないかと思うほど苦行に感じられることもあるでしょう。
そこまで苦労して婚活に精を出しているのに、なかなか成果が出ない日が続くと、次第に落ち込む日も出てきます。高望みしているわけじゃないし、飲み会では割とモテる方なのに、良い出会いに恵まれないのはなぜ? と叫びたくもなりますよね。
婚活には巡り合わせや運の要素もありますが、理想が高いわけではないのに出会いに時間がかかる場合、もしかしたら自分では気づいていない理由が隠れているかもしれません。
婚活を頑張っているのに、うまくいかないと感じる女性が見落としがちな原因について見てみましょう。
「モテコーデ」がモテないこともある
婚活の場では相手の性格が見えにくいぶん、第1印象がとても大切になってきます。女性の場合、清潔さや場をわきまえた服装をすることについては、ほとんどの人がクリアできているでしょう。しかし、雑誌のモテコーデを参考に勝負服を選んでいるからといって、それが必ずしも正解ではないこともあります。
自分では「女性らしいモテるおしゃれ」と思っていても、男性の目には「派手そう」「お金をたくさん使っていそう」と映ってしまうこともあります。
雑誌に載っているモテコーデは女性の共感を得るために、トレンドを押さえたものであることが多く、華やか過ぎる服装は、おとなしい男性にとって近寄りがたい印象を与えてしまう場合があるのです。
結婚を見据えた交際を求めている男性ほど、女性に対しても誠実さや堅実さを求めるもの。華やか過ぎる服装や高級ブランドは避け、少し野暮ったいくらいの服装を選ぶとよいでしょう。
男性雑誌で彼女役のモデルをしている人や、ワイドショーのキャスターが着ている服装なども参考になりますよ。
「普通がいい」が1番難しい
婚活がうまくいかない女性で「理想は全然高くない。普通の人でいい」という発言を耳にすることがあります。モデルのようなイケメンじゃなくてもいいし、経営者や士業の男性じゃなくてもいい、どこにでもいる普通の男性でいいという意味なのかもしれませんが、実はこれが1番難しかったりするのです。
「普通であること」というのは「スタンダードである」のと同じ。「飛びぬけた長所がない代わりに、重大な欠点もない」、そんな標準的なクオリティを保つのも、ある意味才能だといえます。結婚市場において障害になりそうな欠点がないことは大きな強みであり、そのような男性は婚活しなくても彼女がいたりして、簡単に出会うのは想像よりも難しいのです。
スタンダードなラインをクリアしている男性と結婚したいなら、自分自身も同じか、それ以上を求められます。しかも競争率は意外と高いわけですから、なかなかうまくいかないのは当然かもしれませんね。
どうしても譲れない部分以外は妥協する
今までモテなかったわけではなく、それなりに交際経験もある女性の場合、新しく出会った男性について無意識に比較してしまいます。結婚を見据えた交際をするのですから、相手選びに慎重になるのは悪いことではありませんが、慎重になり過ぎるのもNGです。
「この人は優しいけど趣味が合わない」「高収入だけど偉そう」「誠実そうだけどセンスがない」「かっこいいけど遊んでそう」など、長所と短所は通常隣り合わせになっているもの。すべてにおいてパーフェクトな人と出会えたとして、その人が必ず自分を好きになるわけでもありません。
結婚相手としてどうしても譲れない部分は何かを考えて、それ以外についてはある程度妥協することも大切です。収入や容姿は将来変化する可能性もありますし、離婚歴や親との同居、10歳以上年上などもOKにすると、選べる相手の範囲はかなり広がるでしょう。
自分から追いかける関係よりも、男性の方から愛され、求められて結婚した方が大切にされ、幸せな結婚生活を送れる可能性は高まります。
譲れない部分まで無理に折れる必要はありませんが、婚活で煮詰まっているなら、第1印象や条件だけで切り捨てていたような男性にも1度目を向けてみる価値はあるでしょう。
まとめ
理想のお嫁さんに対する考え方が男性と女性では違うように、自分を大切にしてくれそうな男性がどんな人かがよくわかっていない女性もいます。婚活を頑張っている努力を無駄にしないためにも、今までとは違った視点で自分や男性を見てみることをおすすめします。