はじめに
ニキビは青春のシンボルとも言われ、10代の頃ならできてもすぐに治ることがほとんどでした。というのも、思春期ニキビはホルモンの影響でできるので、成長と共にホルモンの分泌が安定してくるからです。
でも、大人になってできるニキビは原因が複雑で、治ったと思ってもしつこく繰り返すため、すぐに治ることはありません。できているニキビや、ニキビ跡を何とかメイクで隠したいと思って頑張っている方もいると思いますが、自己流で隠せば隠すほど目立ってしまいます。
ニキビがあるだけでも苦痛なのに、メイクでも隠せないとなると、憂鬱になるばかりです。
そこで、ニキビ肌のメイク方法の基本と、ニキビを目立たなくするベースメイクのやり方を紹介します。
ニキビ肌のメイク方法の基本!ノンコメドジェニックの化粧品を選ぶ!
ニキビは毛穴に皮脂がつまることでできるので、なるべくメイクはしない方が良いと言われます。でも、大人女子の場合、メイクは身だしなみの一つなので、休日でもない限り、すっぴんで外出するのはためらいますよね。
ニキビがあってもメイクをしなければいけない状況では、ベースメイクに使うアイテムにも気を遣いましょう。スキンケア化粧品にも言えることですが、ニキビができやすい方は「ノンコメドジェニック」のアイテムを選ぶようにします。
ノンコメドジェニックとは、ニキビができにくい化粧品という意味です。決してニキビが治る化粧品ではないので、勘違いしないでくださいね。ニキビ肌で数ある化粧品の中から何を使って良いのか迷ったとき、ベースメイクに必要な化粧下地、ファンデーション、コンシーラーはノンコメドジェニックを優先して選びましょう。
ニキビがあるときのベースメイクのやり方
ニキビの中で、最も厄介なのが炎症を起こして赤く膨らんだニキビです。赤みを隠そうとするあまり、コンシーラーをたっぷりつけていませんか?コンシーラーはつけすぎると、メイクが崩れやすくなるので最小限にとどめておくことがポイントです。
ニキビが頬などの広い範囲にできている場合は、コンシーラーで隠すにも限界があり、最初にイエロー系の化粧下地を使って、ある程度の赤みを消しておくところからスタートしましょう。ニキビがポツッとできているときと、広範囲にできているときのベースメイク方法を紹介していきますね。
ニキビがポツッとできているときのベースメイク方法
パウダーファンデーションを使う場合は、ニキビ部分にコンシーラーを塗ります。このとき、ニキビの赤みと周辺の肌の境が目立たなくなる程度に伸ばしましょう。コンシーラーを広く伸ばしすぎるとニキビが目立ってしまうので注意してくださいね。
ファンデーションを塗るときは、ブラシを使って顔の内側から外側にクルクル回しながら動かします。スポンジを使って塗るとコンシーラーがよれることがあるので、ブラシでつけることがおすすめです。そのあとに、ニキビ部分だけスポンジで押さえると密着感が増して崩れにくくなります。
リキッドファンデーションの場合、顔全体に塗ってから、ニキビ部分だけ押さえるように重ね塗りをします。それでも気になるときはコンシーラーをのせて、最後にフェイスパウダーで崩れを防ぎます。
広い範囲にできているときのベースメイク方法
頬や顎、おでこなどの広い範囲にニキビができているときは、リキッドファンデーションを使います。一つ一つのニキビにコンシーラーを使うのは大変なので、最初からカバー力のあるリキッドファンデーションを選びましょう。
ニキビ部分は赤みが目立たなくなるまで、何度も薄く重ね塗りをします。これだけでもおおよそのニキビは隠れますが、さらに目立たなくするためには、気になる部分だけコンシーラーを重ねます。最後はフェイスパウダーで仕上げてくださいね。頬部分にニキビが多いときは、チークで色を加えるとニキビの赤みが目立たなくなります。
ニキビ跡を目立たなくするベースメイクのやり方
ニキビ跡にも炎症を起こしたニキビが色素沈着して残るタイプと、凸凹とした瘢痕となって残るタイプがあります。色素沈着は比較的簡単にメイクで隠すことはできますが、瘢痕タイプは肌が陥没しているのでメイクだけで目立たなくするのは難しいです。
色素沈着タイプのベースメイク方法
ニキビ跡の色素沈着はニキビの赤みの延長線上に当たるものなので、ベースメイクも先ほど紹介した「ニキビがあるときのベースメイク方法」と同じです。ポツッとあるのか、広範囲に渡った色素沈着なのかによってメイク方法を使い分けてくださいね。
瘢痕タイプのベースメイク方法
瘢痕は毛穴パテを使って凸凹部分を埋めて平らにする方法もありますが、メイクが崩れやすいので、広範囲に使うことはおすすめしません。瘢痕タイプは色素沈着タイプのリキッドファンデーションの要領で色味を隠し、最後に使うパウダーは細かいパール入りのものを使います。
完全にカバーすることはできませんが、パールの光が反射して肌を滑らかに見せることができますよ。
まとめ
ニキビができやすい方は、ノンコメドジェニック化粧品を選んで、メイクをするようにしましょう。ニキビを何とか隠そうと必死になるあまり、余計に目立ってしまうことがあるので注意してくださいね。
自分のニキビ、ニキビ跡に合わせたベースメイク方法でニキビが気にならない肌をつくっていきましょう。でも、ベースメイクに頼りすぎは良くありません。ニキビができない肌も目指していってくださいね。