クレータータイプのニキビ跡ってどんなもの?
クレータータイプのニキビ跡は、ダメージが真皮層などの深い部分まで達している場合にみられます。
表皮層までの傷は、ターンオーバーによって、自然に新しい肌に入れ替わりますので、特に跡が残るという心配はしなくてすむのですが、深い部分まで達してしまった傷は残りやすく、破壊された細胞を再生するのが厳しいといわれています。
クレータータイプのニキビ跡の種類とその原因
クレータータイプのニキビ跡には、肌が受けたダメージの範囲や大きさによって、3つの種類があります。種類ごとの原因をよく知り、ご自分のニキビ跡はどれにあたるのかをよく知りましょう。
ボックスタイプ
大きさは4mm以上幅のある穴で、肉眼でもでもわかりやすいクレータータイプのニキビ跡です。底の部分が平たくなっているために、目立ちやすいです。
深さにはさまざまなタイプがありますので、浅いものの場合は消えやすくなっています。
ボックスタイプのクレーターができる原因は、ニキビができて肌内部のコラーゲンにまでダメージが浸透している場合です。コラーゲンがその部分を修復するため減ってしまい、その部分がへこんでしまったことでクレーターのようになっています。
ローリングタイプ
ボックスタイプと同様、大きさは4mm以上幅のある穴で、肉眼でもでもわかりやすいクレータータイプのニキビ跡です。大きさがあるので、ファンデーションやコンシーラーでカバーすることがなかなか難しくなっています。
ローリングタイプのクレーターができる原因もボックスタイプと同様、ニキビができて肌内部のコラーゲンにまでダメージが浸透しているからです。コラーゲンがその部分を修復するため減ってしまい、その部分がへこんでしまったことでクレーターのようになっています。
アイスピックタイプ
アイスピックのように突き刺したような、先端が細くなっているタイプの穴(クレーター)です。幅は2mm以下ですが、奥深くまであるのが特徴です、幅が小さいので、ファンデーションやコンシーラーなどによるカバーも可能です。
アイスピックタイプのクレーターができる原因は、ニキビができて肌内部のコラーゲンにまでダメージが浸透しているからですが、ダメージが横に広がらず、深さが進むことが特徴的です。他のタイプと同様、コラーゲンがその部分を修復するため減ってしまい、その部分がへこんでしまったことでクレーターのようになっています。
クレータータイプのニキビ跡の治し方は?
クレータータイプのニキビ跡を治す方法には、どのようなものがあるでしょうか?
いきなり皮膚科へ行くのではなく、ふだんからのお手入れから心がけることも大切です。
お肌のターンオーバーが正常になるように心がける
最初に、お肌のターンオーバーのサイクルを理解し、正常になるように努力しましょう。
また、ターンオーバーに必要な栄養素「コラーゲン」、「ビタミンB2」、「アミノ酸」を摂取するようにします。
さらに、ストレスが溜まっていることや睡眠不足もターンオーバーの周期を狂わせる原因となります。クレーターが軽症の場合はターンオーバーを正常なリズムに戻すだけで改善される場合があります。
ただし、真皮層にまでダメージが及んでいる場合は、なかなか破壊された細胞を元に戻すことができず、その場合は、跡が残ってしまいます。
皮膚科でのニキビ跡の治療内容は?
皮膚科でクレータータイプのニキビ跡の治療を行う場合、以下のような方法があります。
・フォトフェイシャル
・ケミカルピーリング
・フラクショナル炭酸(Co2)レーザー
・FGF治療
以下、それぞれについて説明しましょう!
フォトフェイシャル
フォトフェイシャルは、IPLという光線を使って皮膚の真皮層にあるコラーゲン繊維芽細胞を活性化します。これにより、お肌のハリや弾力のための成分であるコラーゲンやエラスチンの生成を促進するのです。
エステサロンより、皮膚科でのフォトフェイシャルの施術が、クレータータイプのニキビ跡には効果あり!です。
ケミカルピーリング
ケミカルピーリングは、フルーツ酸などで皮膚の古い角質層を溶かして取り除く施術です。皮膚の表面の汚れを落とすと同時に、新陳代謝を高める効果があり、最近の発生を抑制することもできます。
クレータータイプのニキビ跡に使用する場合は、使用されるさんの濃度が濃くなり、より角質が除去されやすくなりますが、ピーリング処理後のお肌は非常に敏感になります。
これによって、ダウンタイムをしっかり開ける必要があります。また、重度のクレーターにはあまり効き目がないといわれています。
フラクショナルCo2(炭酸)レーザー
フラクショナルCo2(炭酸)レーザーは、クレータータイプのニキビ跡のための最新治療法として、最近話題になっています。
患部に炭酸ガスレーザーで細かい穴(1cm四方に数千個の微細なもの)を無数にあけて傷をつけ、この傷を治そうとコラーゲン繊維芽細胞が活性化されるという原理の治療法です。
傷を治すと同時にクレーターのへこみも底上げされ、半年程度で目立たなくなるそうです!
施術後に赤みが2、3週間残りますが、化粧で隠すことができる程度のものです。
FGF治療
FGFとは、繊維芽細胞増殖因子という、人体で作られるたんぱく質の一種で、クレータータイプのニキビ跡に注入することで皮膚組織の再生を行う、最近注目の療法です。
効果はほぼ永久的で副作用もほとんどない画期的治療法ですが、保険がきかないために費用が高額となっています。
ニキビ跡の治療費ってどのくらいかかるの?
皮膚科の中でも、ニキビ専門医が最近ふえてきています。
クレータータイプのニキビ跡の治療費はいったいどれくらいかかるものなのでしょうか?
調べてみました!!
ピーリング
肌の表面を酸で削り肌のデコボコを滑らかにし、すべすべお肌を実現します。
だいたい1回1万円~3万円となります。1回の施術では終わらず、数回行う必要があります。
レーザー治療(フラクショナルCO2など)
クレータータイプのニキビ跡には、レーザーの内、肌の再生を促すタイプを使用します。
1回2万円~8万円で、7回前後を必要とします。
注射(ヒアルロン酸注射など)
直接クレーター部分に打っていき、だいたい1回4万円くらいで、6回セットで20万円前後します。
ニキビ跡のための化粧品はこの成分をチェック!
デコボコが残るクレータータイプのニキビ跡には、どのような化粧品がよいのでしょうか?
以下の成分を含む化粧品を選ぶようにしましょう!
コラーゲン
クレータータイプのニキビ跡には、コラーゲン成分が最も有効だといわれています。化粧水にコラーゲン成分が入っているものを使用するだけでなく、食品からも摂取することもおすすめです。
マッサージ
へこんでしまったお肌にマッサージを行うことで、血行が促進され肌の細胞組織の再生にも働きかけますので、積極的に行うといいですね!
ビタミンC
ニキビケアをメインにしている専門のケア化粧品の中には、ビタミンCを含むものが多くあり、洗顔フォームにも含まれているとさらに効果が期待できます!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
クレータータイプのニキビ跡について、原因や治療法、その費用などについてご紹介しました。ニキビ跡の中でも重症のクレータータイプ。治療の種類も様々、費用もかなり幅があります。
また、皮膚科でレーザーやピーリングの治療を受けた場合も、その後の毎日のスキンケアがとても大切です。ニキビ跡のない、つるつるお肌のために、頑張りましょう!