はじめに
断捨離をする前には、必ず必要なものと必要でないものをしっかりと見極めなくてはなりません。取合えず視界に入るもの全てをゴミ袋に突っ込んで行けば良いというものではありません。
「今は必要でなくても近いうちに必要になる物」などのことも念頭において、良く考えてみてください。
衝動買いしてしまった物や、貰ったけれど使わないものなど捨てても全く困らない物も沢山ありますが、「必要なものなのについ捨ててしまって後悔している!」という話なども多く聞きます。
物ならば買い直す事も出来るけど、2度と買い戻すことが出来ない大切なものなどをうっかり捨ててしまわないように、十分に注意してくださいね!
断捨離して後悔したもの
断捨離している時って、つい必要なものでもよく考えずに捨ててしまうことがありますよね。
断捨離中は何も思わなくても、後に冷静になってから思い出すと「捨てなければ良かった……」なんていうものも多いので、よく確認してくださいね。
私も不用品を溜め込んでから一気に断捨離をするのが大好きなのですが、「捨てなきゃ良かった」と後悔してしまった経験が多くあります。
何も考えずに捨ててしまったり、その時の雰囲気や気分に流されて断捨離してしまうことが原因です。
断捨離を始めると、「捨てることが楽しい」と考える力がなくなってしまうので、断捨離をする場合には物の使用目的をしっかりと確認しないと後悔します。
写真やデ-タ
気分に任せて捨ててしまうことが多い写真ですが、実は思い出がたくさん詰まっています。
デジタルカメラのデ-タを消去してしまったり、ついうっかりUSBなどを捨ててしまうと、2度と戻れない過去の思い出を捨ててしまうことになります。大切なものは絶対に捨てないようにしましょう。
家族が大切にしているもの
自分にとっては必要のないガラクタに見えても、持ち主には大事なものと言うことも多くあります。
実は私も、夫が赤ん坊時代から大事にしていたヌイグルミを断捨離で捨ててしまった事があり後悔しています。
どんなに状態が悪くても、どんなに汚く見えても、その持ち主にとっては墓場まで持って行きたい物という事もあります。断捨離する際に、自分以外の人の物を勝手に処分するのは絶対に避けましょう。
自分にとって大切なもの
断捨離の気分に乗って、これも捨ててしまえ!と思い出のギッシリ詰まったものや、自分にとってお守りのように大事にしてきた物なども捨ててしまわないように気を付けましょう。
これらの物は2度と買い戻すことが出来ない上に、捨ててしまった後悔で気分が常に欝々してしまい精神病を患う可能性もあります。
保証書の類い
こちらも断捨離時には気にかけていなくても、本当に必要になった時に大慌てすることになります。つい紙ゴミと一緒によく見ないで捨ててしまったなんていう人も多くいます。
保証書などの大事なものは、ひとまとめにしてファイルやジップロックに入れて保管するようにしましょう。
断捨離で後悔しないためには
断捨離で後悔しないためには、手当たり次第に何でも捨ててしまわないことです。物を捨てることの出来ない人は、比較的どうでも良いものまで溜め込む人が多いです。
そのような人は、断捨離で捨ててしまっても構わない物が多いのが特徴ですが、それほど溜め込む習性のない人の場合には、手に取るもの全てをよく吟味して、近いうちに使う必要性がないかよく考えてから断捨離しましょう。
本当に不必要なものから始める
最も断捨離しやすいものは、郵便物や印刷物などのある程度の期限が定められているものや、調味料や食料品のように期限が定まっているものです。
広告類や空き箱なども捨ててしまって構わないものです。誰がどう見ても絶対に必要のないものから断捨離することによって、後悔することがなくなります。
捨てる前には封筒や袋に入っているものは必ず全部目を通してから捨てましょう。
調子に乗って何でも捨てない
断捨離マジックにより、断捨離中は手に取るものすべてを捨ててしまいたくなることがあります。
つい調子に乗って、あれもこれもと考えずに視界に入るものや手に取るものを捨てまくってしまうと、後に本気で後悔します。
特にシ-ズンオフのものなど「今使わないから」と捨ててしまうと後悔するので「何のためのもの」なのかをよく考えて、この先に使う予定があるならば状態の良いものであれば絶対に捨てないことをおすすめします。
家族のものには手を出さない
同じ家に住んでいると言えど、家族のものを自分勝手に断捨離してはいけません。自分の判断で要らないだろうと思っても、実は本人にとっては大切なものということがあります。
例え、旦那さんや子供達、同棲中の恋人が片付けられない男だったとしてもです。自分が必要ないものはついゴミに見えてしまうものですが人間関係を壊さないためにも、家族のものは家族がいる時に確認しながら断捨離するようにしましょう。
本や漫画の断捨離で後悔しない方法
本や漫画は断捨離をしようと思った時につい、勢いでガンガン捨ててしまうことが多いものの1つです。
漫画雑誌であれば、紙もいたみやすいので捨ててしまっても問題ありませんが、普通の単行本や小説類であれば、寝床もないぐらいに押し潰されている状況でなければ、今すぐ断捨離しなくても良いでしょう。
人は気分によって、もう一度あの本や漫画を読みたいと思うことが必ずあるからです。邪魔だからと言うだけで捨てないようにしましょう。
漫画本
自分が好きで集めた漫画本は、長編の場合にはかなりの場所を取ることがあります。長期間自分の目に付く場所に置いてあると、断捨離の時につい「もう捨ててしまおうかな」と思ってしまうことが多くあります。
1度読んだ本は2度と読まないという人以外は、慎重に考えた方が後悔することなく断捨離できるでしょう。
断捨離で処分しようと思う場合には、買い取りしてくれるところへ持ち込むことをおすすめします。
また、昔読んだ漫画が懐かしくなることも多いので、今読まないからという理由で断捨離をしてしまうと後悔します。
一般的な本
小説やドキュメンタリ-などの本類は、時間が経つと再度読み直してみたくなることも多いものです。
本のようにさほど嵩張らないものであれば、急いで断捨離をする必要もありません。自分の好きな作家の本や、お気に入りの本は手放さずに取っておく事をおすすめします。
また読みたくなった時に図書館で借りられれば良いですが、実際にはなかなか見つからないことも少なくありません。
また、本の間に何かを挟んでおく癖のある人は、断捨離で捨てる前に必ず中には何も挟んでいないことを確認してから処分するようにしましょう。
洋服の断捨離で後悔しない方法
洋服類は、同じ服を数着同時に買うという人以外、よく考えてから捨てた方が良いでしょう。
洋服のデザインの好みや色の好みは、長い間でもさほど変化するものではありません。気分で適当に断捨離してしまうと後に必ず後悔してしまいますよ。
シ-ズンごとに断捨離をする
洋服の断捨離で後悔しがちなのが、その季節に着ない服の断捨離をして捨て過ぎてしまったり、必要な事に気付かずに断捨離してしまうこと。同じ様な洋服を買い直す人も多くいます。
ですので、洋服の断捨離は冬の時期に冬服の断捨離をして、春には春の洋服を断捨離をするというように各シ-ズンごとに行うと後悔することなくスッキリと処分できます。
必要な洋服と不要な洋服の保管場所を分ける
洋服の断捨離中に多いトラブルが、ついうっかり必要な洋服を間違えて断捨離で処分してしまったというものです。
断捨離用に仕分けをしてから、再度見直せる余裕があれば良いのですが、実際にはあまり見直すことってないと思います。
不必要な洋服は、大きめのゴミ袋にしっかりと入れて、必要な服はタンスの中やハンガ-で吊るして、しっかり区別するようにして後悔しないようにしましょう。
中途半端な置き方をして紛れてしまわないように気を付けましょう。
冠婚葬祭用は断捨離しない
特に喪服などは流行があるものではないので、オ-ルシ-ズン対応型ならば一着あれば十分です。
今着ないし、長年着てないからと断捨離してしまうのは後悔のもとです。
また、喪服などはいつ使うかわからないので、女性のたしなみとして急な時にも慌てなくて済むように、靴やコ-ト、バッグ類などと共にまとめて保管しておく事をおすすめします。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
折角気合を入れて断捨離をしても、後に後悔してしまうのは残念ですよね。
捨てることはいつでもできるので、断捨離の前には自分にとって必要か必要でないのかをよく考えるようにしましょう。
断捨離をする時には、「今」の事だけでなく、その後のことなども忘れてはいけません。断捨離で捨てることに楽しくなり過ぎて、取り返しのつかない大事なものを失うことがないように気を付けて断捨離して下さいね!