はじめに
初めて一人暮らしをする、あるいは単身赴任することになった…単身での引っ越しはさまざま。ここではまとめて「単身」用引っ越しをテーマにお話を絞っていきます。
単身引っ越しの相場ってどれくらい?
一人分の引っ越しですぐに思い浮かぶのが「赤帽」ですね。軽トラック1台をチャーターして、運転手さん一人と自分とで、頑張って荷物を運ぶイメージがあります。
赤帽は格安の引越し業者なので、移動距離や荷物の量によって費用は変わってきます。だいたいは1万円を出るくらいと言ったところでしょうか。
一般的に、大手や中堅どころの引っ越し会社、運送業者の相場としては以下が目安のようです。
~15キロまでの範囲(同一市町村内)…約28,000円前後
~50キロまでの範囲(同一都道府県内)…約32,000円前後
~200キロまでの範囲(同一地方内)…約42,000円前後
やはりお任せ度が高くなると、比例して相場もアップするようです。
単身引っ越しの費用はどれくらいかかる?
http://www.photo-ac.com/main/detail/234505?title=%E4%BD%8F%E5%AE%85%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%B3%20%E3%82%A4%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%82%B8%203&selected_size=s
一人分の引っ越しは大きく2つに分けられます。
・単身パック
・単身プラン
どこがどう違うのかと突っ込みたくなりますが、単身パックはコンテナでカウント、単身プランはトラックをチャーターして荷物を積載するもの。
当然、パックよりもプランの方が高めの料金となります。
パックの方はコンテナに入る分を厳守するので、見積もりなし・段ボールなしの分料金が安くなります。
プランの方は、ファミリー向けなどと同じく容量の適切なトラックをチャーターするため、専門の見積もり担当者が自宅を訪問して荷物の量をチェックし、段ボール配布数やトラックの大きさ、運転手と作業員の人員を計算します。
上記の項目であげた比較引っ越し費用はこの「単身プラン」版と考えて良いでしょう。
単身引越しの格安パックを知りたい!
さて、そのお得な「単身格安パック」ですが、主に宅配業者の得意分野です。大手の引っ越し会社では小回りがききにくいところを細かく対応しています。
サービスとしてはどんなものなのか、おおよそ各社共通した内容を見てみましょう。
単身格安パックと通常引っ越しパックの違い
http://hixtukosihiyou.com/%E5%BC%95%E3%81%A3%E8%B6%8A%E3%81%97%E3%81%AE%E8%B2%BB%E7%94%A8%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%A9%E3%82%8C%E3%81%8F%E3%82%89%E3%81%84%EF%BC%9F.html
1.荷物量の少なさが料金の安さに比例する
一人暮らしの長い方や、初めて親元から独立する人は総じて荷物の量が少なめなので、家具一つをとってもファミリー用とはサイズが違います。
ちりも積もれば、で少しのサイズの差が大きな容積差になるため、引っ越し料金に差が出てくるのです。
2.こんな人は注意!
一人暮らしといっても、以前他の人や家族と同居していて2-3人分の家具や食器、備品などを使っていた人、書籍や趣味のコレクションが多い人、洋服好きな人などは単身パックではとても収まりません。
必ず訪問見積もりを取った方が無難です。当日にコンテナに入らない!ではしゃれになりませんし……
3.平均的な単身パックで運べる荷物量
大手の業者がリストアップしている平均的な荷物の品目、重量、容積やサイズなどは以下の通りです。
ベッドになるとコンテナには入らないので、要注意です。大きめマットレス、こたつやテーブル類もありません。折りたたみならまだギリギリかもしれませんが…
・冷蔵庫(大きめのもので、2ドア・109リットル)
・洗濯機(4キログラム)
・薄型テレビ(20インチ)
・テレビ台(小)
・電子レンジ
・掃除機
・カラーボックス(3段)
・衣裳ケース
・布団
・各社ダンボールMサイズ 5個程度
単身引っ越しのおすすめ業者はどこ?
1.ヤマト運輸(ヤマトホームコンビニエンス)
業界大手のヤマト運輸では12,000円のプランと、更にお得なミニプラン11,000円も用意しています。自分の荷物、予算に応じて使い分けましょう。
2.ハート引っ越しセンター
ハート引っ越しセンターは便利な不要品引き取りサービスがあります。一人暮らしが長くて家電や家具の買い換え時期(10年程度など)を迎えた人にはありがたいサービスですね。
3.日本通運
大手の日通では荷物量に合わせて細かい料金体系が用意されているということなので便利ですね。また、Web割も用意されているので上手に活用しましょう。
単身の引っ越しを安くするポイント
一括見積もりのすすめ
引っ越しほど定価があってないようなものはありません。結局は相見積もりを取って、比較検討し、自分にあったサービス内容、料金体系、また旧居と新居と両方サービスエリアにあるかないか、などの細かい内容チェックをする必要があります。
現在は、引越し業者の値段を比べることができるサイトも登場しています。値段だけではなく、オプションなども慎重に見比べて、自分にあった引越し業者を選んでみてくださいね。
さらに細かく予算組みするには?
でも、もっと細かくどのくらいお金がかかるのか知りたい!という人も多いと思います。
引っ越し業者の比較サイトでは、引っ越し費用の相見積もりだけですが、スゴ腕の節約主婦が教える引っ越し費用の概算シミュレーターサイトも便利です!
『引っ越し大作戦』というサイトは、家具や持ち物、引っ越しにかかる移動距離など、細かいデータ入力の手間はありますが、現実的でシビアな数字が出てくる超便利なサイトです。
ここまで事前に計算しておけば初めての人も安心ですね!
まとめ
単身の引っ越しは、初めてでも慣れた人でも意外な落とし穴があるもの。
荷物が少ないと思っていても、梱包に時間がかかったり、パックのコンテナに入りきらなかったり、と予想外の出来事が多々あります。
また保証人を立てたり、保証会社への加入が必要な場合もあります。
事前にしっかり自分の荷物量やライフスタイル、契約内容を把握して、節約できるところはしっかり締めて、お得でスマートに引っ越しを済ませましょう!