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お湯のせいでステンレスが「ベコン!」音を立てずにお湯を流しに捨てる方法とは

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10月も半分が過ぎ、日に日に気温が下がっていきます。温かい飲み物が恋しい季節になりましたね。ホットドリンクを作るとお湯が余ることがありますが、あなたは上手に捨てられますか? 何気なく流したら大きな音がして、恥ずかしい思いをすることはありませんか? 音を立てずにお湯を捨てるコツを調べました。

秋冬シーズンはお湯が大活躍

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朝晩が厳しく冷え込むようになりました。日中との気温差が大きいので、油断すると風邪を引いてしまいそうですね。

これからの季節、温かい飲み物のありがたみが増していきます。秋冬シーズンはあまり汗をかかないので、つい水分補給を怠ってしまいます。ホットドリンクなら身体を温めつつ水分を摂れるので、美容にも健康にもいい影響を与えます。

オフィスにインスタントのお茶を常備している方も多いと思います。わたしもしょうが&ゆず湯をよく飲んでいます。昼食を食べるときにスープを作ることもあります。

余ったお湯はキッチン(給湯室)のシンクに捨てるのですが、ちょくちょく「ベコンッ」と大きな音を立ててしまうんですよね…。ぼんやりしているときなど、自分でもビクッとしてしまうことがあります。

自分だけならまだしも周囲の人の迷惑になるので、なんとか静かにお湯を捨てたいです。音を立てずにお湯をシンクに流す方法や、コツを調べました。お湯を捨てるのが下手な方は是非参考にしてください!

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お湯を捨てるときに大きな音が出る理由とは

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そもそもなぜ、流し(シンク)にお湯を捨てると大きな音がするのでしょうか。けっこう凄い音がしますが、流しが壊れることはないのでしょうか。

ステンレス製のシンクは熱で膨張する

排水溝付きの水槽のような台のことを「流し」「シンク」といいます。日本ではキッチンのシンクをさすことが多く、ステンレスでできていることが多いです。アルミ製のものもあります。ステンレスやアルミの合金は錆びにくく、表面がツヤツヤで清潔に保ちやすいので、水回りによく使われる素材です。

金属に熱を加えると膨張します。ステンレスやアルミも例外ではありません。

沸騰させたお湯は100℃近くになります。シンク用に薄く延ばされたステンレスやアルミの板は、熱湯をかけると急激に膨張し、音を立てて変形します。冷えると元通りに縮みます。

キッチンのシンクは料理で熱いものを扱うことが想定されています。大きい音がするので驚きますが、少々の熱ですぐに壊れることはありません。とはいえ何度も繰り返し変形させると疲労がたまるので、音を立てないに越したことはありません。

シンクの作りによって音の出やすさが違う

ステンレスやアルミの板に熱湯をかけると変形するのは自然の摂理です。しかし合金の素材や板の厚みの差によって、音の鳴りやすさも変わります。

ワンルームマンションのキッチンや、オフィス用の給湯室のシンクがベコベコ鳴りやすいのは、料理をして熱湯を流すことをあまり想定していないからです。

音を立てずにお湯を捨てる方法とコツ

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熱湯をかけるとシンクが大きな音を立てるのは仕方がないことだとわかりました。それではどうすれば音を立てずにお湯を流せるのでしょうか。

ある程度冷ましてから捨てる

ベコベコ音が鳴るほど変形するのは、熱湯で急激に温められたときだけです。わたしたちが触れる程度のぬるま湯なら、変形もゆっくりなので音は鳴りません。

つまりお湯が余ってしまったときは、すぐに捨てずに冷めるのを待てばいいのです。

水を流しながらお湯を捨てる

ポットややかんのお湯は冷めるまで待てますが、焼きそばの湯切りのようにすぐに捨てなくてはいけないこともあります。

熱湯をすぐに流してしまいたいときは、蛇口から水を流しましょう。水と熱湯が同時に触れれば少し温度が下がるので、音が鳴る可能性が低くなります。

お湯を溜めておく入れ物を用意する

水を流しながらただのお湯を捨てるというのはあまり経済的ではありません。かといってベコベコ音を立てれば周囲の迷惑になりますし、シンクも徐々に傷んでしまいます。平らな部分と違って排水溝との接続部は壊れやすいです。

キッチンスペースに余裕があるなら、耐熱素材でできた入れ物を用意して、その中に熱湯を捨てましょう。耐熱ボウルでもプラスチックバケツでも構いません。お湯が容器の中で冷めたら、音を立てずにシンクに流せます。

排水溝に直接注ぐと配水管が傷むかも…

シンクのステンレス板部分ではなく、排水溝部分に熱湯を注ぐ人がいますが、これはあまりオススメできません。確かに排水溝の真上に熱湯を注げば、ステンレスには当たらないので音は出ません。

シンクの排水溝は配水管につながっています。臭いや害虫が配水管から上がってこれないように、配水管の上部には蓋がついていて、配水管自体もN字(S字)型に曲がっていることが多いと思います。

この配水管・パイプは塩化ビニルなどの素材でできています。ステンレスよりも柔らかく、熱湯に弱い素材です。耐熱タイプでも、耐用温度は90℃以下に設定されています。

熱湯をかけたからといってただちに配水管が溶けるわけではありませんが、熱湯を何度もかけられることは想定されていません。接合部分が変形したり、最悪外れてしまうこともあるので、熱湯を直接排水溝に流すのはやめたほうがいいでしょう。

まとめ! 捨て方に気を付ければ問題なし

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熱湯で温まったステンレスやアルミの板は、膨張・変形し、大きな音を立てます。逆に考えると、熱湯さえかけなければ変形しないし音も出ません。いくら頑丈だといっても長年にわたって変形させ続ければ、壊れる原因にもなります。熱湯を直接捨てるのはなるべく控えましょう。

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venga
VENGA編集部
VENGA編集部です。コンプレックスを持つ女性に寄り添う記事をお届けします。

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