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デカ目メイクのポイントはアイラインではない! 太眉とまつ毛の長さの錯覚を利用しよう

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顔のパーツの中で、最も人の視線をひきつけるのは「目」です。だからこそ今も昔もメイクをする女性の多くは「デカ目メイク」に強い関心を持っています。ギャルメイクや「盛り」が流行ったころは囲み目が主流でしたが、ナチュラルさや清純さが重視される現代では強烈なアイラインはご法度です。アイラインではなく眉毛とまつ毛のメイクを工夫して、錯覚で目を大きく見せる方法をご紹介します。

強いアイライン×囲み目は古すぎる

引用元:https://www.photo-ac.com/

ファンデーションをのぞいて、パーツメイクを1箇所しかできないとしたら多くの人が「目」を選ぶと思います。メイク動画では様々なアイメイク術が解説されていますし、メイクのビフォーアフターを敢えて見せる「詐欺メイク」でも、アイメイクの比較が特に人気です。

様々な有名人のメイクを高い技術で真似る「ざわちん」も、アイメイク次第で顔の雰囲気を変えられることを証明してくれました。口元をマスクで隠し、目元を盛れば老若男女問わず誰でもデカ目美人になれます。

もう10年近く前のことですが、ニコニコ動画に投稿された「伝説のニコ生化粧配信」をご覧になった方は多いと思います。2019年現在まで続く詐欺メイク人気の火付け役は、おそらく上記動画のクサカアキラさんではないでしょうか。

時代はナチュラル

2019年現在「盛る」文化はなりを潜め、「ナチュラル(風)」のメイクやファッションが主流になっています。ファッショントレンドはリバイバルするものなので今後どうなっていくかはわかりませんが、かつてのギャルメイクが時代遅れになっていることは間違いありません。

「コギャル」や「マンバ」が直撃したのは今のアラフォー世代、浜崎あゆみが直撃したのは今のアラサー世代です。今より眉が細く、目元を黒々くっきりと囲んでラクダのようなつけまつ毛をつけている人がたくさんいましたね。

しかし今もてはやされているのは「ナチュラルでいながら若々しい」もしくは「年相応の美しさ」です。カラコンだって目立たないものが人気です。

そもそも「囲み目」は目が小さく見える

素肌や素のパーツを活かす薄付きメイクが流行っている中、かつてのギャル系メイクは悪目立ちします。もちろん好きだから敢えてギャルメイクを貫いているのならアリですが、ついつい慣れた方法でメイクを続け、気付かないうちに流行遅れになっているとしたら悲劇です。

しかもつけまつ毛やアイシャドウを控えめナチュラルにするほど、アイラインが強調されてしまいます。「瞳」「目の幅・高さ」を強調するためにアイメイクを施すのに、目全体をアイライナーで囲ってしまうと、却って瞳や目が小さく見えるのです……。

囲み目がNGなら、どのようにすれば目を大きく見せることができるのでしょうか?

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デカ目は「強調」ではなく錯覚で作るべし

引用元:https://pixabay.com/ja/

アイラインで目全体を囲んでしまうと、白目と肌の境目がはっきりとわかってしまいます。目力を強調しているつもりで、「私の目はここからここまでです」と主張してしまっているのです。

またヒトの目はよく錯覚を起こします。有名なものの一つに「エビングハウス錯視」というものがあります。

引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/エビングハウス錯視

上の画像の、オレンジの円はどちらも同じサイズです。しかし周囲を大きな円で囲むと実際より小さく見えます。周囲を目立つもので囲むと、肝心の中心部が小さく見える錯視です。強烈すぎるアイラインも、このエビングハウス錯視と同じ効果を出してしまいます。

逆に考えると、目の錯覚を利用して瞳を目立たせることもできるはずです。

ナチュラル太眉は瞳が引き立つ

一周回って流行中のナチュラルな太眉には、瞳を大きく見せる効果があります。

眉が細いと表情がキツい印象になるだけでなく、瞳だけが目立ちすぎます。瞳が目立つというのは一見いいことのようですが、日本人は素の顔立ちがのっぺりとしているので眉と目の間が必要以上に間延びしてしまいます。

上の図でも分かるとおり、円のサイズが同じなら、線が太い方が目を引きますよね。アイメイクとは目だけを強調すればいいというわけではありません。瞳とまつ毛、アイホール、眉毛を1セットのパーツと認識して、全体のバランスを整えるべきです。

まつ毛の先までが目の幅に見える

引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/錯視

これも有名な錯視の一つで「ミュラー・リヤー錯視」といいます。同じ長さの線の両端に斜めのライン(矢羽)を付けると、内向きと外向きでは線の長さが違って見えるという錯視です。斜めのラインが外に開いている方が線が長く見えます。

まつ毛には斜めのラインと同じ効果があります。人は目の大きさを「まぶたのライン」ではなく、「まぶたのライン+外向きにはねているまつ毛の先」と錯覚して認識するのです。囲み目がよくないのは、まつ毛が目立たなくなるからという理由もあります。

つまりまぶたのライン(=アイライン)を強調するより、まつ毛をキレイに持ち上げて、長さを出してやる方が目が大きく見えるというわけです。

といってもフサフサすぎるつけまつ毛や、ダマになるほどのつけすぎマスカラは囲み目アイラインと同じで逆効果になります。あくまでまつ毛1本1本がナチュラルに扇のように広がっているように見せなくてはいけません。

マスカラの中には長さを出すために繊維が入っているものが多いですね。繊維入りのマスカラを使った後は、まつ毛ブラシで余分な繊維をとりのぞいてあげましょう。特に一重や奥二重の方、まぶたが垂れ気味の方はビューラーでしっかり根元からまつ毛を持ち上げないと、まつ毛が下がってきて目が小さく見えるので注意が必要です。

また瞳のホームポジションであるまぶたの中央部のまつ毛の長さも重要ですが、目尻の外方向のまつ毛はそれ以上に重要です。目尻のまつ毛が美しいラインを描いて伸びていれば、目の幅が広く見えます。まつ毛に合わせて上まぶたのアイラインを2ミリほど目尻の外に伸ばし、下まぶたの目尻際に濃いシャドウでグラデを作ると、自然に目の横幅を広げて見せられます。

メイク法は定期的に見直そう

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メイクとは顔に絵を描くような行為です。イラストやデザイン、カラー配置には基本となる技術と理論があります。メイクにもイラストの理論が応用できます。

誰もがSNSに動画や写真をアップできるようになったことで、10年前よりもずっとメイク技術を学びやすくなりました。ということは若い世代ほどメイクが上手いということです。昔から「いつまでも若かったころのメイクを続けている流行遅れのオバサン」はいましたが、現代はより目立つ時代です。

自分にあったメイク法を見つけて時短するのも大切ですが、惰性でメイクをするのはやめましょう。せめて1年に1度は自分のメイク法が流行遅れになっていないかチェックしないと、メイクのせいえ老け見えしてしまう危険性があります。

アイメイクに関しては、現在のナチュラルな太眉やダマにならないマスカラが理論的にもデカ目メイク法としては正解です。まつ毛は明日のメイクからでも改善できるでしょう。眉毛を抜きすぎて形取りが難しい方は、美容室で相談してみてください。

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VENGA編集部
VENGA編集部です。コンプレックスを持つ女性に寄り添う記事をお届けします。

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