室内にすのこを敷く
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寝苦しい熱帯夜で消耗するのは終わり! 冷感寝具で快適な睡眠環境をゲット

室内にすのこを敷く
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コンクリートジャングルとはよく言ったもので、都市部の夏の気温は上昇する一方です。ヒートアイランド現象が激化し、都市部では熱帯夜の日数が急増しています。寝苦しい夜が続くと体力が削られ余計に夏バテや熱中症が悪化します。快適な睡眠を得られると評判の冷感寝具やベッドルームアイテムをご紹介します。

増える熱帯夜、寝苦しい夜…

ベッドに寝転がる女性
引用元:https://pixabay.com/ja/

2019年5月下旬、日本列島全体を南からの高気圧が覆いました。各地で令和初の30℃越えを観測し、早くも夏らしさが感じられました。幸い梅雨入り前なので湿度は比較的低く、本当の夏に比べると夜間は過ごしやすかったですね。

しかし6月になれば梅雨の季節がやってきます。気温は多少下がってもそれ以上に湿度が上がって不快指数が高まります。日本の夏の蒸し暑さだけは本当に耐えがたいものがあります。

コンクリートとアスファルトで覆われた都市部はヒートアイランド現象が酷く、日中にこもった熱が夜になっても逃げることがありません。熱帯夜の日数は年々増え、エアコンなしで寝ると命に係わることもあります。

そうでなくても寝不足は体力を削り、夏バテや熱中症を発症しやすくなります。過酷な夏を乗り切るためには睡眠の質を上げることが重要です。この記事では寝苦しさを改善してくれる夏向きの冷感寝具をまとめてご紹介します。

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すのこベッド

すのこベッド
引用元:https://item.rakuten.co.jp/fi-mint/plrss/

成人は、特に暑くない時期でも、眠っている間にコップ1杯分程度の汗をかきます。暑い季節なら流れ落ちるほど汗をかくことも珍しくありません。大量の汗を吸ってパジャマや布団は次第に湿気ていきます。

人の体温は常時36~37℃程度に維持されています。いくら薄手の布地が使われていても体温で温まってしまうのは避けられません。また室内の湿度が高すぎると布団の湿気の逃げ場もありません。じっとりと汗ばむような寝苦しさを緩和するには、布団(ベッド)の風通しを良くしてやるのが一番です。

熱帯夜でも布団が蒸れにくいと人気なのが「すのこベッド」です。マットや敷布団を乗せる天板部分がすのこでできています。

すのこ(簀の子)とは太い角材の上に、隙間を開けて薄い板(木材)を並べて固定したものです。すのこの下部はよく風を通し、薄い木材は湿気を吸い取ります。そのため押し入れや風呂場の床など、湿気の多い場所の敷物として活躍してきました。

近年、その通気性と吸湿性の高さに注目が集まり、すのこベッドやフローリングに直接敷けるすのこマットが大ヒットしています。ニトリをはじめとする家具量販店で安価に買えるのもブームに火が付いた要因です。

折り畳み式すのこベッド
引用元:https://item.rakuten.co.jp/g-dreams/1761000100/

中には上の写真のように、折りたためばそのまま布団干しとして使えるすのこベッド(すのこマット)もあります。日本の都市部は狭い部屋が多く、ベッドを置くと邪魔になったり、布団をしまうスペースがなかったりします。

折り畳み式のすのこベッドなら、毎日布団を室内干ししつつ省スペースに片付けることができます。布団や床にカビが生えるのを防げますし、毎晩しっかり乾いた布団で安眠できます。

フローリングの上に置いて折りたたむときは、床に傷をつけないよう気を付けてくださいね。

冷感シーツ&寝具

冷感シーツ・敷きパッド
引用元:https://item.rakuten.co.jp/intekoubo/10002755/

ベッドだけでなく寝具類も日々進歩しています。ここ数年ですっかり浸透したのが「冷感寝具」です。一般的な布地は人の体温があたると次第に熱くなっていくのですが、冷感寝具は特殊な布地が使われていて、肌に当たってもひんやりと涼しく感じられます。

夏と冬では違う素材のシーツを使う人は多いと思います。シーツは必ず身体と触れる上に寝汗の大半を吸ってくれるので選び方が非常に重要です。

ジェルを内臓した冷感シーツは寝転んだ瞬間のひんやり感こそ抜きんでていますが、吸湿性や放熱性が低いので寝ているうちに温まってしまいます。キルティング加工されたリネン地のシーツがオススメです。枕カバーも合わせるといいですね。

ひんやり抱き枕

冷感ひんやり抱き枕
引用元:https://item.rakuten.co.jp/kyarahouse/7099162

冷感寝具の中でもシーツと並んで人気なのが、ひんやり抱き枕です。吸湿性や放熱性が高く、触れたときにひんやりと感じる素材で作られています。最近は商品のバリエーションが増えて、人体工学に基づいた形のものや、ぬいぐるみ風のものが特によく売れています。

抱き枕がないと寝られない人も多いと思いますが、夏場に普通の抱き枕を使うと暑くてたまらないんですよね。しかも大量の汗を吸ってすぐに臭くなってしまいます。洗濯機で洗えるタイプのひんやり抱き枕を購入すれば夏場も安心です。

サーキュレーターと冷房を併用

バルミューダのサーキュレーター
引用元:https://www.amazon.co.jp/dp/B00C57MXWY/

室温が高すぎる夜はエアコンをつけてないと寝ている間に熱中症になってしまう危険性があります。しかしエアコンをつけて寝ると体調不良になる人もいます。また部屋を冷やしすぎて風邪をひいたりお腹を壊したりすることもあります。

自由にリモコン操作ができる昼間はともかく、寝ている夜間の室温をエアコンだけでコントロールするのは難しいです。エアコンだけで室温を思い切り下げるよりも、サーキュレーターや扇風機で室内の空気を攪拌する方が体感的には涼しく感じられます。

同じ気温でも空気が動いている、つまり、風が吹いている状態の方が汗が蒸発しやすく、体温が下がりやすいです。サーキュレーターで微風を起こせば、冷房の設定温度は高めでも十分涼しくなります。

また窓際にサーキュレーターや扇風機を置くことで、強制的に空気の流れを作り出し、風通しを良くすることも可能です。すのこベッドの下にサーキュレーターを向ければ布団の湿気も飛びやすくなります。

サーキュレーターや扇風機の風は直接身体に当てない方がいいでしょう。もし当てるとしても首振り機能を使ってください。風を当て続けると体温が下がりすぎてしまいます。扇風機よりサーキュレーターの方が作動音が小さい傾向にあるので、眠りを妨げにくいです。

快適な睡眠で夏バテを回避

ベッドの上で転がるテディベア
引用元:https://pixabay.com/ja/

日本の夏が過酷だと言われる原因は気温の高さよりも湿度の高さによるところが大きいです。湿度が高いと汗がなかなか蒸発せず、体温を下げることができません。布団が汗で湿ると不快指数がさらに上昇します。

通気性を高めるすのこベッドや、吸湿性と放熱性が高い冷感寝具を用いることで、寝汗が湿気として布団にこもることがなくなります。サーキュレーターで部屋の空気を攪拌することでエアコンの冷却効果が高まります。

体温が正常に下がれば深くて質のいい眠りが得られるでしょう。疲れがたまりやすい夏こそぐっすり眠って体力温存に努めたいですね。

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VENGA編集部
VENGA編集部です。コンプレックスを持つ女性に寄り添う記事をお届けします。

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