ヒノキの葉
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【2019年】ヒノキ花粉が大量飛散! ゴールデンウィークまで油断厳禁!

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例年に比べスギ花粉のピーク期間が長く続いた2019年。4月も中旬に入りようやく落ち着きはじめましたが、まだまだヒノキ花粉が猛威を振るっています。急激に変化する気温も相まって風邪のような症状に悩まされる人が増加しています。

4月半ば、ヒノキ花粉の飛散がピークに

ヒノキの街路樹
引用元:https://pixabay.com/ja/

2019年春シーズンは、3月上旬にいったん暖かくなった後、4月中旬にかけて気温の低い日が続きました。そのおかげで桜が2週間近く長持ちするという珍しい現象が起きましたね(筆者の家の近所には、さすがに散り始めていますがまだお花見が楽しめる場所があります)。

4月も第3週に入り、再び気温が上がり始めました。しかし電車に乗っているとあちこちから酷いくしゃみと咳が聞こえてきます。風邪とヒノキ花粉に苦しめられている人が大勢いるようです。

春の花粉症の原因といえばスギとヒノキです。最も患者数が多いのはスギ花粉ですが、ヒノキがメインの人もいますし、スギ・ヒノキ両方にアレルギー反応が出る人も珍しくありません。

昨年は「【2018年】ヒノキ花粉の飛散量は平年の10倍以上! 目の症状にも要注意」の記事でご紹介したように、例年に比べてヒノキ花粉が非常に多いシーズンでした。

比較すると今シーズンのヒノキ花粉飛散量はそれほど多いわけではありませんが、スギ花粉が例年より長く飛散したことや気温が低めだったこともあって、喉や鼻の症状が例年より強く出る人が多いようです。

4月中旬現在、ヒノキ花粉の飛散はピークを迎えています。下旬になれば減り始める予定ですが、アレルギー体質の方がホッとできる日はまだまだ遠そうです。

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花粉シーズンが長引くと症状が重くなる!?

ヒノキと松ぼっくり
引用元:https://pixabay.com/ja/

2019年春シーズンの東京でヒノキ花粉の飛散量が爆発的に増えたのは4月5日ごろからです。ピークは2週間程度続くので、4月中旬いっぱいはヒノキ花粉が大量に飛び続けると考えられます。

ピークは今ですが、ヒノキ花粉の飛び始めはもっと早い時期です。今年は、都心部では3月10日ごろに最初の飛散が確認されています。かれこれもう1ヶ月以上私たちはヒノキ花粉に晒されています。スギ花粉も含めると、敏感な方は1月や2月からずっと花粉症に苦しめられていることになります。

スギとヒノキのWパンチ!

花粉症とは長年にわたって花粉に暴露し続け、アレルギーの閾値を超えてしまうことによって発症します。スギとヒノキの花粉は形が似ているため、スギの花粉症を発症した人は続いてヒノキの花粉症も発症する可能性が高くなります。

スギとヒノキ両方で症状が出る人は、かれこれ2~3ヶ月にわたってアレルゲンと接している状態です。表にあらわれる症状が軽度でも、アレルゲンに触れ続ける生活は心身にとって非常に負担になります。

アレルギーの症状は体調が悪いほど強く出ます。スギ花粉の飛散が長引いたことで、皮膚や粘膜は例年以上にボロボロに荒れています。そこにヒノキ花粉のピークが重なった結果「ヒノキの花粉症が重症化した」と感じるのです。

鼻・喉が荒れると風邪を引きやすい

のどが痛い女性
引用元:https://www.photo-ac.com/

花粉症の一部症状は、鼻風邪や喉風邪と非常に似ています。水のようなサラサラした鼻水が大量に出るなら花粉症の可能性が高いですが、症状が重くなるほど風邪との区別がつきにくくなります。

鼻水やくしゃみ、咳は、鼻や喉に付着した花粉を排出するために起きる症状です。しつこい咳は鼻水が喉に流れることで引き起こされている可能性もあります。これは風邪の原因菌やウィルスを排除しようとする仕組みと同じです。

さて気温がころころ変わりやすい春先は風邪を引きやすい季節でもあります。

特に花粉症の人は鼻や喉の粘膜がアレルギーで炎症を起こしているので、普段よりも防御力が落ちています。体調が万全なら簡単に排除できるような弱いウィルス・雑菌でも、粘膜が荒れていれば簡単に侵入を許してしまいます。

桜が満開になった後、4月上旬にかけて、都心部は季節が逆戻りしたように冷え込みました。そこにヒノキ花粉のピークが重なり、花粉症と風邪が同時に流行したのです。花粉症と思い込んで風邪の菌をバラまいている人はかなりの数に上ると思います。

口元を覆って潤いをキープして

マスクをする女性
引用元:https://www.photo-ac.com/

花粉症も風邪も、鼻や喉の粘膜が荒れていると症状が酷くなります。花粉や風邪の原因菌をなるべく吸い込まないようにマスクを着用しましょう。皮膚についた花粉や目に入った花粉もアレルギー反応を引き起こすので、眼鏡(ゴーグル)の着用や、室内に入るときに服をはたくことも症状を抑える効果があります。

粘膜は乾燥すると防御力が低くなります。意識して水分補給しましょう。花粉や風邪のウィルスが粘膜に付着する前に流してしまうと症状が抑えられます。大量の水分をまとめて摂るのではなく、一定時間ごとに1口水分を含むといいですよ。

風邪・花粉症どちらでも症状が酷い場合は病院で診てもらいましょう。薬を飲むことで症状が長引くのを抑えられます。

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venga
VENGA編集部
VENGA編集部です。コンプレックスを持つ女性に寄り添う記事をお届けします。

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