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間違ったスキンケアが混合肌の原因? 肌質改善のカギとは

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Tゾーンは皮脂でテカテカしているのに、Uゾーンは乾燥している。混合肌用の基礎化粧品を使ってスキンケアしているのに、肌質が全然良くならない。多くの女性がこのような悩みを抱えています。そもそもどうして混合肌になってしまうのでしょうか。潤い美肌に生まれ変わるためのスキンケアについて調べてみました。

混合肌のスキンケアって難しい…

メイクビフォーアフター
引用元: https://www.shutterstock.com/ja/

健康的な美肌は程よい潤いによって生まれます。美肌をキープするためには、毎日のスキンケアが非常に重要です。

日本人女性は、海外の女性に比べて若く見えるとよく言われます。

そもそもアジアの黄色人種(モンゴロイド)は、骨格の特徴が子供に似ているので幼く見えがちです。その中でも特に日本人女性が若く見られるのは、スキンケアに関心が高い人が多いからです。(もちろん「kawaii(カワイイ)」文化も理由の1つです)

冬以外の季節は湿度が高いのもポイントが高いです。天然の加湿器に守られているようなものだからです。そして日傘が市民権を得るほど、紫外線対策も行き届いています。お隣韓国と並んで美白美肌の割合は世界トップクラスです。

そんな日本ではさまざまなスキンケアアイテムが手に入ります。美肌研究も盛んで、1,000円以下のプチプラ帯にも超優秀な化粧水や美容クリームがたくさんあります。同じ製品でも肌質や目的ごとに複数のラインが揃っていることがほとんどです。

スキンケア用の基礎化粧品を買うときに多くの人が気にするのは、自分の肌質とアイテムが合うかどうかです。乾燥肌さんは潤い補給&キープが重要ですし、オイリー肌さんは余分な皮脂を分泌させないことが重要です。

スキンケアが一番難しいのが、部分ごとに肌質が異なる「混合肌」です。

もちろん混合肌用のスキンケアアイテムもたくさん開発されています。しかし肌質の混合具合が一人ひとり違うので、ぴったり合うアイテムやケア法、メイク法を探し当てるのは至難の業です。できれば肌質を根本から改善したいですよね。

混合肌とはどうして生まれるのか、改善するために本当に必要なスキンケアについてみていきましょう。

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乾燥度でわかれる4つの肌質

美肌の女性
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肌の乾燥しやすさによって、肌質は4種類にわけることができます。

普通肌

お肌の細胞内の水分量と皮脂の分泌量が適切で、かつ、保湿能力も高い人が「普通肌」です。

肌トラブルが少なく、肌理の細かい美肌さんぞろいです。最低限のスキンケアだけでお肌を良い状態で保てます。

すべての肌質の人が目標とする状態です。

乾燥肌

冬になると粉が吹いてしまうような、乾燥に弱い人が「乾燥肌」です。

肌細胞の水分量が少ない上に、与えられた水分を細胞内にとどめておく力も弱っています。

だからこそ水分摂取量を増やしたり、化粧水をたくさんつけて直接水分補給をするだけでは肌質は改善されません。潤いを与えながら、潤いキープ能力を鍛えなくてはいけません。

オイリー(脂性)肌

乾燥肌とは逆に、常に皮脂が大量分泌されてテカテカしてしまう人が「オイリー肌(脂性肌)」です。

第二次性徴をむかえる10代の子供たちは、一時的に皮脂の分泌量が増え、ニキビに悩まされます。歳を重ねるにつれホルモンの分泌が落ち着き、ニキビも減っていくのが一般的ですが、なかなか皮脂が減らない人もいます。

皮脂の量を減らすために、脂っこい食事や甘いお菓子を控える必要があります。乾燥を防ぐために皮脂が分泌過多になっている場合は、保湿さえ徹底すれば改善することもあります。

混合肌

複数の肌質の特徴を持ち合わせているのが「混合肌」です。

同じ顔の皮膚なのに、部位によって乾燥する場所とテカる場所にわかれていることが多いです。額と鼻を通るTゾーンがオイリーで、頬や顎を通るUゾーンが乾燥しやすい傾向にあります。

しかしあくまで傾向であって、混合肌の混合具合は人によって全然違います。

「混合肌」とひとくくりにするのはダメ

混ざり合うパレット
引用元: https://pixabay.com/ja/

混合肌はさらに細かく分類できます。

例えば「健康肌+乾燥肌」「健康肌+オイリー肌」「乾燥肌+オイリー肌」という風に、どの肌質が混ざっているかによって、対処法は変わります。

「健康肌+乾燥肌」なら、乾燥肌部分の保湿がスキンケアにおいてもっとも重要です。

また、同じ「健康肌+乾燥肌」の混合でも、健康肌がベースで部分的に乾燥している場合と、乾燥肌がベースで部分的に健康な場合があります。

自分の基本の肌質を知ろう

乾燥肌とオイリー肌ではスキンケア法で重視することが違います。混合肌といえば「おでこと鼻はテカテカするのに、頬はカサカサで粉を吹く」状態を想像しがちですが、必ずしも全員がそうとは限りません。

実はオイリーな部分が少な目の混合肌なのに、オイリー肌改善重視の混合肌用アイテムを選んでしまうと、油分過多になって健康な部分まで状態が悪くなります。

自分では「乾燥部分とオイリー部分に差がある」としかわからないので、まずは正しい肌の状態を知ることが大切です。

肌質は、スキンケアアイテムを販売している薬局やコスメショップに相談すれば、無料で診断してもらえます。大人のニキビや肌荒れに強い、美容系の皮膚科でも相談に乗ってもらえるかもしれません。

必ずしもTゾーンだけがオイリーになるとは限らない

肌というのはある意味オンリーワンです。似たような環境で過ごしていても、人によって状態は全然違います。

Tゾーンの中でも鼻だけテカる人、逆に頬も目に近い部分がオイリーで口に近づくと乾燥する人、口周りだけ乾燥とニキビが激しい人…。

ざっくりと肌質の差をわけられる人もいれば、顔全体が混合していて、肌質をわけるのが難しい人もいます。さらにお肌の状態というのは日々の生活やケアで刻々と変わっていくものです。

肌質に合わないスキンケアが混合肌を悪化させる

洗顔する女性
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成長するにつれて、あるいは、年を取るにつれて肌質が変わってきたという人はいませんか?

代表的な事例は、10代前半から性ホルモンと皮脂の分泌が活発化し、思春期ニキビが大量に出ていた人が、20代半ばごろから皮脂の分泌量が減ってほどよくなることです。

このように、年齢や生活環境の変化で肌質全体が変化するのはよくあることです。

問題なのは肌質の変化が、間違ったスキンケアによって引き起こされる場合です。

肌質を把握しないと正しいアイテムを選べない

上で自分の肌質を調べるべきだと書きました。

肌質に合わないスキンケアを長年続けると、ただでさえ乾燥しているのにさらに水分が失われたり、必要以上に油分を与えられてニキビが出たりします。

例えば「すぐ油ギッシュになるから、サッパリ系のアイテムを使おう」という場合。

過剰な皮脂の原因が乾燥だとしたら、オイリー肌用のアイテムを使うとさらに乾燥が酷くなります。この場合、正しい対処は保湿の徹底です。

肌質ごとにアイテムを使い分けよう

混合肌の自覚がある人は、混合肌用アイテムを選ぶことが多いでしょう。

肌質間違いよりはましですが、顔中すべてを混合肌用でまとめてスキンケアするのはあまりいいことではありません。

乾燥する部位だけオイリーなアイテムを使う。オイリーな部分は洗いすぎないようにする。全体に化粧水をつけた後、気になる部分だけ保湿クリームを重点的につける。ニキビが出やすい部位はクリーム系を避ける。

このように丁寧にケアしていけば、それぞれの部分が健康肌に近づいていき、肌質が徐々に統合されていきます。

逆になにかもまとめてスキンケアすると、どんどん混合肌が悪化していきます。

結論:ポイントごとにケアアイテムや方法を変えるべし!

泥パックする女性
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いかがでしたか? 混合肌は間違ったスキンケアを続けることで引き起こされたり、悪化したりします。丁寧なスキンケアを心がけているのに肌質が改善しない場合、コスメカウンターや皮膚科など、美肌の専門家にアドバイスしてもらいましょう。また、定期的に愛用しているケアアイテムがいまの自分と合っているかチェックしましょう。

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VENGA編集部
VENGA編集部です。コンプレックスを持つ女性に寄り添う記事をお届けします。

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