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紫外線ダメージを蓄積した髪を整えよう。ブラッシングでできるヘアケアとは

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紫外線の影響は肌だけでなく髪にもあらわれます。秋になるとヒトの髪も抜けやすくなります。紫外線でボロボロになった髪が抜け、新しい髪が育つのです。髪は乱暴に扱うと傷つきます。正しくブラッシングすることでサラサラで艶のある健康的な髪を維持できます。

はじめに

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あなたは毎日どんな櫛・ブラシを使って、どのくらいの頻度で、1回につき何度くらい髪をブラッシングしていますか?

ヘアケアといえばシャンプー・コンディショナー選びや、シャンプー後のドライヤー、育毛剤などが注目されますが、実は日々のブラッシングもとても重要なんです。

髪はケラチンというたんぱく質で作られていて、一番外側を覆っているのがキューティクルです。天使の輪が見えるようなサラサラツヤツヤの髪を保つには、キューティクルの量が重要です。

キューティクルがはがれて内側が露出すると、髪の毛が空洞化し、傷んでしまいます。枝毛ができたり、ちょっとした力が加わっただけで髪が途中でプチリとちぎれてしまうこともあります。

髪は長くなるほど絡みやすくなります。正しいブラッシングを身に着ければ、絡まった髪に、力任せに櫛を通してダメージを与えより傷みやすい状態にしてしまうこともなくなるでしょう。

美しい艶髪を手に入れるために私たちがすべき、正しいブラッシング法について調べました。

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ケラチンやキューティクルは傷みやすい

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ヒトの髪の毛は3層構造になっています。中心部に髄質があり、その上に皮質が取り巻き、一番外側を毛表皮(キューティクル)が覆っています。頭皮の毛根部にある毛胞が勢いよく細胞分裂を繰り返して成長することで、髪は伸びます。

髪の内側の2層(髄質、皮質)はケラチンというたんぱく質でできています。たんぱく質は紫外線に弱く、紫外線をたくさん浴びると変性してしまいます。夏は強い日差しが長時間照りつけるので、髪にダメージが蓄積されます。

表面を覆うキューティクル(クチクラ)は、髪を守るための丈夫な膜です。

キューティクルは水分を含むと膨張する性質があります。髪を湿らせることで髪にある程度癖付けができるのはこの性質のおかげです。

ただしキューティクルは膨張するとこすれやすくなり、摩擦されるとはがれてしまいます。髪を洗ったらすみやかにドライヤーで乾かす必要があるのは、濡れ髪を放置するとキューティクルがどんどんはがれて、皮質が露出し、水分が蒸発して髪がスカスカになって傷むからです。

夏場は紫外線を浴びる時間が長く、気温が高いのでドライヤーをサボりがちになります。夏にダメージを受けた髪は、艶がなくなりゴワゴワになるだけでなく、秋になるとどんどん抜けるようになります。

枝毛や抜け毛を防ぐために、帽子や日傘で紫外線を遮断し、きちんと乾かし、髪同士が絡まないように丁寧にブラッシングする必要があります。

ヘアブラシは髪質に合わせて決めよう

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ブラッシングといっても目的は様々です。私たちが普段一番よく行うブラッシングは、寝ぐせを治したり髪型を整えたりするためのブラッシングでしょう。

髪型を整えるためのブラッシングと、毛艶を出すためのブラッシングでは、使うブラシ(櫛)が違います。髪型を整える場合は、目が粗くてざっくりと分けられるコームを使います。頭皮をマッサージする場合は、やはり粗めで細い突起がついたブラシを使います。

髪を整え、艶を出すときはコーム(櫛)ではなくブラシを使います。素材は豚毛が有名ですが、髪質や髪のボリュームによって向いている素材は違います。

ボリュームたっぷりさんは猪毛ブラシ

髪のボリュームが多く、髪自体が太くしっかりしている人は、猪毛ブラシを使いましょう。猪毛は弾力があるので、ボリュームたっぷりの髪にも負けず根本までしっかり梳かせます。

動物の毛なので油分や水分がほどよく含まれています。髪が多いと静電気が発生しやすいのですが、猪毛の油分と水分が抑えてくれるでしょう。

ボリューム少な目細髪さんは豚毛ブラシ

細い髪質でボリュームが少ない人は、柔らかい豚毛を使いましょう。特に薄毛が気になる人は、軟豚毛ブラシがオススメです。髪への刺激が少ないので、ブラッシングの摩擦で髪が傷みにくいです。

ブラッシングするときはあまり力を加えず、なでるように行いましょう。それでも抜け毛が気になる場合は、いったんブラッシングをやめて抜け毛対策に力を入れます。

癖の強い剛毛さんはナイロンブラシ

癖が強くて猪毛ブラシでも櫛通りが悪い場合は、ナイロン製のブラシを使ってみましょう。ナイロンなら髪の流れに負けることなくしっかり根本まで梳かせるでしょう。

ただし無理なブラッシングは髪を傷め、切れ毛を増やします。何度も引っかかるようならブラッシングをやめて、目の粗いコームで大まかに整えるだけにしてくださいね。

艶出しブラッシングはパート毎にわけて丁寧に

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ブラッシングをするとき、いきなり目の細かいコーム(櫛)やブラシを使ってはいけません。最初は手で髪の流れを整え、次に目の粗いコームで髪の絡まりをほどきます。艶出しブラッシングは最後の仕上げです。

髪の先端からブラッシング

髪を梳かすとき、頭頂部からすぅーっと流れるようにブラシを通す人が多いですよね。実は絡みあった髪が引っかかってちぎれやすいので、NG行為です。

艶出しブラッシングの前にある程度の髪の絡まりはほどいておきますが、それでも引っかかりを少なくするために、髪は先端部から順に梳かします。

セミロングなら耳のあたり、ロングなら肩のあたりで髪を持ち、先端部だけをブラッシングします。先端部のひっかりがなくなったら、上へ移動します。

少量ずつわけて梳かす

美容室でヘアカットしてもらうとき、美容師さんは髪を大きなヘアピンで止め、細かくわけて整えてくれます。艶出しブラッシングも同じように細かくパート毎にわけて行った方が、髪へのダメージが少なくなり、艶が増します。

特に髪の量が多い人は、猪毛ブラシを使っていても内部に引っかかりができやすいです。表面の髪を持ち上げてピンでとめ、内部を先にブラッシングしましょう。

下から上へ、内側から表面へ、丁寧にブラシをかけることで、仕上がりがより美しくなります。

ブラッシングは朝と夜

ブラッシングは1日2回、朝と夜だけで十分です。朝は寝ぐせを直し艶を出すのが目的です。夜は、髪を乾かしたあとに乱れが少なくなるように梳かします。

1回のブラッシングに時間をかける必要はありません。ブラッシングしすぎると摩擦でキューティクルがはがれてしまいます。毎日2回、ブラッシングする習慣をつければ、次第に髪のキューティクルが正常化し、ブラッシングにかかる労力が減るはずです。

まとめ

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いかがでしたか?トリートメント剤がたくさん販売されていますが、丁寧なヘアブラッシングを心がけるだけで、サラサラ・ツヤツヤな髪を実現できます。髪は女の命といいますが、ブラッシングで髪を整えるだけで見た目の印象がグッと良くなります。夏の過酷な環境で傷んだ髪をいたわるためにも、ブラッシングに目を向けてみてください。

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VENGA編集部
VENGA編集部です。コンプレックスを持つ女性に寄り添う記事をお届けします。

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