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洗浄力が強いのはどちら? 洗顔料と石鹸の違いと肌への影響とは

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美白美肌をキープするには朝晩2回の洗顔と保湿が重要です。洗顔は肌荒れの原因となる汚れや雑菌を落とすために行います。しかし洗顔に使う洗顔料や石鹸が肌トラブルの原因になることもあります。洗顔料と石鹸の違いについてまとめました。

固形の石鹸と洗顔フォーム、どちらを使う?

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スキンケアの基礎は洗顔です。1日2回朝と夜に洗顔をします。そのときあなたは洗顔料を使っていますか?それとも石鹸を使っていますか?

朝は水洗顔だけの人もいると思いますが、夜は必ず洗顔料か石鹸を使って洗わなくてはいけません。特に夜はメイクや汗、埃、皮脂などの汚れをしっかり取らないと、寝ている間に雑菌が繁殖して皮膚が黒ずんだり炎症を起こしてニキビができたりします。

コスメブランドに限らずさまざまな企業から石鹸や洗顔料は発売されています。美容成分が入っているものやスクラブ入りのもの、洗いあがりにスッキリするもの、ニキビケアをしてくれるもの……お肌の状態や目的によって使い分けることが大切です。

またお肌に優しい洗顔にはモコモコと泡だったクリーミィでコシのある泡が必要です。泡づくり用のネットも売られていますが、時間がないときはチューブ入りの洗顔料の方が楽に洗えます。

洗顔料と固形の石鹸の違いや、それぞれのメリットデメリットについて調べました。

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ヒトのお肌は弱酸性

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石鹸と洗顔料の違いの前に、ヒトのお肌について見ていきましょう。

皮膚は真皮の上に表皮が重なって構成されています。真皮の下には皮下組織があります。

細胞分裂によって新しい皮膚の細胞が外へ押し出されてゆき、一番外側の皮膚は垢として剥がれ落ちます。この細胞が新しく生まれ変わる仕組みをターンオーバーといいます。4週間で細胞が入れ替わります。

人間の身体は全体的に見ればアルカリ性です。しかし正常なお肌はpH4.5~6の弱酸性です。

皮脂腺からの分泌物でヒトの皮膚はまんべんなく覆われています。この分泌物は弱酸性で、殺菌効果を持っています。皮膚のpH値がアルカリ性に近づくと殺菌効果が薄れるため、肌トラブルが起こりやすくなります。

「弱酸性」を謳う洗顔料が多いのは、皮膚のpH値を大きく変化させないので、お肌が弱い人や肌トラブルを抱えた人でも比較的安全に使えるからです。

アルカリ性の石鹸は皮膚表面の分泌物を分解する

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石鹸とは汚れを落とすための洗剤です。脂肪酸のアルカリ塩をはじめとする界面活性剤が主成分で、石鹸の「鹸(けん)」はアルカリという意味です。つまり石鹸はアルカリ性です。

日本は軟水なのでナトリウム石鹸が主流です。ヨーロッパは硬水なのでカリウム石鹸が主流です。カリウム石鹸の方が洗浄力が強いのですが、洗顔用は刺激の低いナトリウム石鹸が用いられることがほとんどです。

純度100%の石鹸もありますが、美容成分や保湿成分が配合されている洗顔石鹸が多いです。洗顔石鹸は法律上「化粧品」に区分されます。ニキビ対策などに用いる薬用石鹸には殺菌成分が配合されていて「医薬部外品」です。

界面活性剤は、水に馴染みやすい成分と油に馴染みやすい成分を併せ持っています。

水をかけるだけでは落ちない汚れも、界面活性剤に触れることによって浮き上がります。よく泡立てた石鹸で洗顔すると、古くなった角質や汗、毛穴の汚れ、皮脂が取れるのです。

洗浄力は強めですが、アルカリ性の成分に触れると肌の殺菌力が落ちるので、肌荒れしやすい人は気を付けなくてはいけません。

弱酸性洗顔料はお肌に優しいけど洗浄力は弱め

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洗顔フォームなどの洗顔料は、石鹸成分(界面活性剤)のほかに多くの美容成分を含んでいます。最近は「弱酸性」を売りにした商品も増えています。

チューブ入りの洗顔料は石鹸よりも携帯しやすく、泡立てやすいというメリットがあります。泡立てるのが苦手な人でも、洗顔料じたいがなめらかなので少し水を加えるだけで使えます。

ポンプ式の洗顔料の中には、プッシュするだけで泡となって出てくるものもあります。泡立てる手間が不要なので、子供や忙しい人に向いています。

スクラブ入りの洗顔料もあります。洗顔料の泡とスクラブでお肌の表面を撫でることで、皮脂や古い角質を効果的に剥がして落とせます。皮膚が弱い人には不向きですが、スッキリするので男性に人気があります。

弱酸性タイプの洗顔料はお肌に優しいのですが、アルカリ性の石鹸と比べると洗浄力は一段落ちます。メイクをしていたり日焼け止めを塗っていたりする場合は、洗顔料だけでは完全に落とせないので、クレンジングが必須となります。

洗浄力が強いのは弱アルカリ性の石鹸だけど肌への影響も考えて

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いかがでしたか?石鹸は基本的にアルカリ性、洗顔料は石鹸に近いアルカリ性のものと、肌の状態に近づけた弱酸性のものがあります。お肌に優しいのは弱酸性の洗顔料ですが、洗浄力が強いのは弱アルカリ性の石鹸です。配合されている美容成分や肌の状態と相談して使うものを決めましょう。

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VENGA編集部
VENGA編集部です。コンプレックスを持つ女性に寄り添う記事をお届けします。

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