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斜めに持つと危険です! 電車や人混みでの正しい傘の持ち方とは

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梅雨の時期、狭い電車内や駅の通路の不快指数が増します。ただでさえ湿度が高く蒸し暑いのに、自分勝手なふるまいで傘を乱暴に扱い、周囲の人に迷惑をかけているのに気づかない人がいるからです。他人に迷惑をかけない・傷つけない傘の持ち方をまとめました。

傘の持ち方ひとつでリスクは減らせる

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電車内や駅通路での迷惑行為といえばいろいろありますが、梅雨になると急増するのが傘に関するトラブルです。ほぼ全員が傘を持った状態で狭い場所に集まるのですから、お互いのことを思いやらないと危険なのに、妙に傘の扱いが雑で持ち方に無頓着な人が減らないんですよね。

満員電車で濡れた傘があたるのは(もちろん嫌ですけど!)ある程度はお互い様かなとあきらめざるを得ない部分があります。

問題なのはホームや通路を移動中に周囲に傘の先端が当たるような、危険な持ち方をしている人です。本当に無頓着で小学生のように振り回している人を見たこともありますし、本人はきちんと持っているつもりでも実際には危険な持ち方になっている人もいますし、荷物に傘をひっかけて壊してしまった人も見たことがあります。

一人ひとりが傘の持ち方を気を付ければ、不快な思いや怖い思いをする人が減り、怪我をする危険も減ります。電車はさまざまな人が利用する公共交通機関です。子供を含めて自分より背が低い人や、身体が不自由な人も乗っているのだということを今一度考えていきたいと思います。

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傘の先端を他人に向けないで!

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傘を持つときの基本中の基本。傘の先端を他人に向けないというルールを守れていない人は案外大勢います。特に問題なのは、自分では先端を向けていないつもりの人です。

傘をブラブラさせる

小学生じゃあるまいし人混みの中で傘を揺らす人なんているわけがない、と思っていた時期が筆者にもありました。たたんだ傘を杖のように地面につきながら歩いている人がよくやらかしています。

そもそも人混みで傘を杖がわりにするのがマナー違反です。歩きながら地面につけるとどうしても傘が前後に揺れます。後ろにいる人の足元に傘の先端が向いて、泥をはねてしまったり、先端がかすって傷をつけているかもしれません。

傘の先端を斜め上にして持つ

傘をさしているときは、柄の曲がっている部分をもって先端を真上に向けます。傘をたたんだときも留め具のあたりを掴んで、先端を上や斜め前に向けたまま持って歩いている人がいます。当然ですがとても危険です。

たとえ垂直に持っていたとしても先端部分が人の顔に近い高さにあるのは非常に危険です。垂直ではなくやや先端が斜め前、持ち手が斜め後ろに倒れていると歩くときの手の揺れで先端が凶器のように動きます。前方の人を下から突き上げてしまう可能性があります。

逆に肩に傘を乗せるように先端を斜め後ろに向けている人も危険です。混雑した場所ではいつ誰がどのような行動をとるか予測できません。真後ろの人が急に転倒した場合、傘の先端が出っ張っていると重傷を負います。

傘の先端を斜め下(後ろ)にして持つ

武士が刀に手を添えるように、傘の先端を斜め下(斜め後ろ)に向けて持っている人も実は危険です。このような持ち方をしている人は自分では気を付けているつもりかもしれません。確かに平らな場所ではあまり目立った迷惑にはなりませんが、階段やエスカレーターなどではやはり背後の人を差してしまう危険性があります。

傘は腕に外側からひっかける

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それでは他人の邪魔にならない正しい傘の持ち方とはどのようなものでしょうか。混雑した場所で最も注意すべきことは、傘の尖った部分を他人に向けないことです。歩いているときだけでなく立っているときも座っているときも、常に先端や尖ってひかっかる部分は自分や地面に向けておく必要があります。

電車内で立っているときは傘の先端を床につけて動かさないように身体の正面でキープするか、水平にした肘から手首の間に外側から持ち手を引っ掛けるようにしましょう。床につけておけば先端が誰かに当たることはありません。床につけられず腕にかける場合は、外側から引っ掛けることで先端が内側に向くので、揺れた拍子に誰かを突いてしまう危険性が減るでしょう。

荷物やベルトに引っ掛けない

傘をきちんと保持するのは面倒臭いものです。荷物のポケットやベルトなどに引っ掛けている人はいませんか?確かに楽ですがとっさに手で支えられないため、駅で乗り降りするときや車内の揺れで他人の服に引っ掛けて迷惑をかける危険性が高いのでやめましょう。

荷物の一番外側に持たない

濡れた傘はなるべく身体から離したいですよね。その気持ちはわかりますが、たくさんの荷物の一番外側に傘を持つと、自然と傘の先端が持ち上がり他人にぶつける危険性が高くなるので注意してください。

傘をさすとき、水滴を飛ばすときは周囲を確認

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傘の持ち方には気を遣っているのに、傘をさすときやたたむときにウッカリ気を抜いてしまう人もいます。

傘をさす前は周囲を確認

特に風が強い日は屋根のある部分まで雨が吹き込んでいることがありますよね。駅やビルの出入り口は傘をさす人、たたむ人でごった返しています。濡れたくないのはみな同じです。傘をさすときは周囲の人の動きを確認して、ぶつけないようにゆっくりと開きましょう。

ボタン一つでパッと広げられるジャンプ傘は人気ですが、人混みに出かけるときは自分の手で開けるタイプのものを使う方が無難でしょう。駅には周囲の見えていない子供もいます。子供からは大人の動きが見えません。大人である私たちがぶつからないように気を配るべきです。

水滴を飛ばすときは人のいない方向へ

たたむ前に使った傘をバサバサと開閉して水滴を飛ばしますよね。混雑している場所では迷惑になるので水滴を落とすのはあきらめてください。人が少ない場合でも、周囲を確認して人が来ない方向に向けて水滴を飛ばしましょう。

水滴を落とせないままたたまざるを得ない場合に備えて、傘を拭くためのタオルを持ち歩いたり、傘袋を利用したりしましょう。

傘以外の持ち物にも注意を払おう

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自分では気をつけているつもりでも実は周囲に迷惑をかけている人は大勢います。全員が少しずつ気を付けることで、梅雨時の怪我を減らすことができます。雨の日は床が濡れていて滑りやすいので、傘のような先端が尖っているものは慎重に扱ってくださいね。

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VENGA編集部
VENGA編集部です。コンプレックスを持つ女性に寄り添う記事をお届けします。

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