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リフレクソロジーとリンパマッサージは違うの?

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リフレクソロジーやリンパドレナージュ、リンパマッサージなど、リンパの流れを改善するといわれる施術にはいくつかの呼称がありますが、それぞれどんな内容なのかがわかりにくいですね。リフレクソロジーとリンパの関係やリンパドレナージュ、リンパマッサージとの違いがあるのか、そもそもリンパって何?といった疑問について調べてみました。

はじめに

リンパをケアするマッサージの説明で聞かれる「リンパの流れを改善する」「リンパを促す」ことにはどのような効果があるのでしょうか。ここでは、リンパのはたらきや効果について確認しながら、リフレクソロジーやリンパドレナージュの内容とその違いについて見ていきます。

リンパケアとは

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リフレクソロジーやリンパドレナージュでリンパの流れをよくすると、体にはどのような変化があるのでしょうか。リンパの流れが悪いとは、どのような状態なのでしょうか。まずはわかっているようでわかっていないリンパのはたらきについて確認しましょう。

体内を移動している無色透明の液体

厚生労働省のサイトによると、成人の体のおよそ60%が水分でできています。この水分は体液とも呼ばれ、その代表に血液がありますが、血液が心臓と血管を使って体内を移動するのに対し、別のルートで体内を移動している無色透明の液体があり、リンパ液と呼ばれています。

運動不足や加齢がリンパの流れに影響する

リンパ液はリンパ管やリンパ節を経由して体中を巡っており、老廃物や細菌を回収したり、感染を防いだりするはたらきがあります。リンパ節は首や脇、太ももの付け根といった間接の近くに多く集まっています。リンパ液は運動や呼吸によって体内を移動しており、運動不足や加齢で筋力が低下するとリンパがうまく流れず、体に余分な水分が溜まった状態になります。これを「むくみ」と呼んでいます。

リンパの流れはマッサージでも改善する

むくみとリンパの流れを改善するには、筋トレや運動など、体を動かすことでリンパの流れを改善させる方法がありますが、リンパ節の周辺や体の末端をマッサージすることでもむくみが取れ、リンパの巡りを良くすることができます。このマッサージや刺激によってリンパケアを行うのがリフレクソロジーやリンパマッサージです。

リフレクソロジー・リンパマッサージとは

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リンパやむくみが起こるしくみと、リフレクソロジーやリンパマッサージがリンパの流れをよくするとわかったところで、リフレクソロジーとリンパマッサージについて紹介していきます。

リフレクソロジーとは

リフレクソロジーとは、「反射」をあらわす英単語”reflex”と「学問」をあらわす”logy”を合わせた造語で、体の反射区と呼ばれる場所を刺激することによってリンパの流れを促し、体調を整えていきます。足の裏を刺激するイメージが強いですが、手や耳などにも反射区があり、ハンドリフレクソロジーやフェイスリフレクソロジーといった施術があります。

リンパマッサージとは

リンパマッサージとは、体の中を通っているリンパ管やリンパ節の流れに沿ってマッサージを施し、リンパの流れを促して老廃物や余分な水分の排出をサポートする施術です。リンパドレナージュとリンパマッサージは同じもので、フランス発祥のリンパドレナージュを日本人が理解しやすいよう「マッサージ」と訳したものがリンパマッサージといわれています。

リフレクソロジーとリンパマッサージの違い

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リフレクソロジーとリンパマッサージ(リンパドレナージュ)についてわかったところで、2つの違いについて見ていきましょう。リフレクソロジーには、リンパを流す以外の目的もあるようです。

リフレクソロジーとリンパマッサージの違い

リンパマッサージがリンパの流れを改善することに特化しているのに対して、リフレクソロジーには「反射区」「反射療法」という考え方があります。これは足裏や手、耳などにあるツボのような反射区を刺激することで、対応する内臓や体の別の場所に作用し、自然治癒力を高めたり体調を整えたりすることを目的としています。
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反射療法の効果について

厳密な違いはありますが、リフレクソロジーで採用されている「反射区」は、東洋医学や鍼灸の「経絡(ツボ)」の考え方と似ています。医学的にどの程度根拠があるかについてはまだ研究段階であるものの、血行促進やむくみの改善などについては医療系の大学や各研究機関である程度実証されています。

リフレクソロジーと足つぼマッサージ

鍼灸院などで足つぼマッサージを受け、痛みに苦しむ芸能人の映像などをよくTVで見かけることがありますが、西洋生まれのリフレクソロジーでは、アロマオイルを使うなどして心地よさやリラックスさせることを重視しています。痛みに弱い人やリラックスしたい人には、痛みの少ないリフレクソロジーがおすすめです。

リフレクソロジーとリンパマッサージの選び方

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リフレクソロジーとリンパマッサージには「リンパの流れを改善する」という意味では同じ効果が期待できますが、どちらを選ぶのがよいのでしょうか。

目的に合わせて使い分けよう

体のラインに沿ってリンパをしっかり流したい場合はリンパマッサージを、リンパケア以外の反射療法も試してみたい場合はリフレクソロジーを選びます。どちらも痛みは少なく、あっても「痛気持ちいい」範囲でリラックスして受けられます。

自分に合ったサロンを見つけよう

リフレクソロジーもリンパマッサージも、店舗やサロンによってさまざまなメニューがあり、両方が一緒になった施術や美顔、美脚といった集中プランなどもあります。担当者やカウンセラー、料金などもさまざまなので、自分に合ったお店を見つけることが大切です。

食生活やライフスタイルにも気をつけよう

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リフレクソロジーやリンパマッサージを受けているから大丈夫、とばかりに暴飲暴食したりダラダラと毎日を過ごすのはおすすめしません。塩分の摂り過ぎや運動不足といったむくみや内臓へのダメージの原因はできるだけ取り除いて、ヘルシーな生活を心がけたいものです。

まとめ

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むくみ体質の人は、リンパの流れを改善するだけでふくらはぎや太ももが数センチもサイズダウンすることがあります。リフレクソロジーやリンパマッサージを受けることで、自分の体を知るよい機会になるといいですね。
venga
VENGA編集部
VENGA編集部です。コンプレックスを持つ女性に寄り添う記事をお届けします。

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