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五月病は適応障害?うつ病?二つの診断基準の違いと治療法!

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五月病という言葉を聞いたことのある人は多いはず。五月病とは連休後から心身ともに原因不明の倦怠感や無気力感に襲われる、燃え尽き症候群のような症状が出るものです。会社や学校に行きたくない…と思ってしまうケースもある五月病ですが、実は五月病とは病名ではありません。五月病は適応障害、もしくはうつ病と診断されるのです。今回は、この適応障害とうつ病の診断基準の違いや症状の違い、治療法をご紹介していきます!

五月病は実は病気じゃなかった!

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引用元:http://blueconscious.com/blog5/
五月病と聞いた時、どういったものを思い浮かべるでしょうか?

大抵は「心と体がだるくなって仕事とかに行きたくなくなったりする一時的な病気 」という認識かと思います。
症状そのものに間違いはありませんが、少し違います。

「五月病」という単語には”病”の文字があるので病気と思ってしまいがちですが、五月病という病気は存在しません。

病院で診断されるとすれば「適応障害」か「うつ病」です。

適応障害だったとしても決してうつ病であるというわけではなく、また逆も然りです。
それではどういった診断基準で適応障害、うつ病と分けられて診断されているのでしょうか?

また、適応障害とは一体どのようなものなのでしょうか。
今回は適応障害とうつ病の違いや、適応障害について詳しくご紹介していきます。

そもそも適応障害って何なの?

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引用元:http://www.skincare-univ.com/article/014633/
うつ病と適応障害に分けられる五月病。
適応障害と聞くと一見「環境に適応できない病気」と思われがちですが、実際はそうではありません。

適応障害とは、「特定の出来事や人物が本人にとって非常に辛くストレスの原因になっており、それに応じて様々な症状が出る」という病気です。

大きな不安感を感じたり非常に神経質になったりするだけでなく、そのストレス因子のある会社や学校を無断欠勤・無断欠席するなどの行動に出る事もあるのが特徴です。

しかし、誤解しないでいただきたいのが”五月病=適応障害、うつ病ではない”という事です。五月病だから病気、というわけではありません。

医師に相談するとなると、何かしらの精神的異常がある状態では「病気ではありませんよ」とはなかなか言ってくれないものです。
五月病の症状が出ている状態では緊急性はなく、適応障害というのはざっくり言うと五月病の症状が悪化している状態です。

精神科や神経科に通う患者の中には病名を欲しがる人も少なくない為、何かしら病名をつけて医師が返答をするケースが多いのも事実です。

事実上では五月病は一時的なもので緊急性はなく、1ヶ月以上症状が緩和しなかった時に医師に相談し「適応障害」という病名がつけられる事が大半です。

適応障害とうつ病の診断基準とは?

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引用元:http://bibico.jp/7733
基本的に五月病の症状が1ヶ月以上長引いた時に医師に相談し、その際に「適応障害」か「うつ病」と診断される事になりますが、その診察の基準とは一体どのようなものなのでしょうか。

調べていくと、適応障害とうつ病には大きな差がありました。

適応障害というのは何が自分にとってストレス因子になっているのかはっきりしているのが特徴的です。
それが個人であったり災害であったりと様々ですが、そのストレス因子から離れると症状が緩和する傾向にあります。

ですが適応障害は、そうした自覚しているストレス因子から離れる事ができない場合や生活から取り除く事ができない場合は諸症状が慢性化する可能性を秘めているという点が恐ろしい所です。

その点うつ病の場合は、不安やストレスを感じる対象が適応障害と異なり非常に漠然としているのが特徴です。
つまり、うつ病というのはストレス因子が特定しづらいのです。

自覚できないので何に不安やストレスを感じているのかもよくわからず、上司や教師、気の合わない友人と離れても良くなりません。

医師に相談した時、ストレスの原因がわかっているかどうかを聞かれる事かと思いますが、それが診断基準になっている事もあります。

適応障害とうつ病はストレス因子の点で大きな差があるので、治療法も異なります。

適応障害の治療法とは?

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引用元:http://lilac.blog.jp/archives/22584410.html
適応障害と診断されたら、今まで精神科や神経科と縁がなかった人は焦りや不安を感じてしまうかと思います。
「薬を飲むしか方法はないの?」と思ってしまう人も少なくないはずです。

しかし、適応障害の治療方法は複数存在します。
最後に適応障害になってしまった時の、薬物治療以外の治療方法をご紹介していきます。

ストレス因子から離れる

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引用元:https://jp.fotolia.com/tag/%E6%92%92%E3%81%8D%E6%95%A3%E3%82%89%E3%81%99
適応障害はストレスの源がはっきりしているのが特徴なので、適応障害の症状を緩和するには最も「ストレス因子から離れる」という治療法が効果的です。

会社の上司がストレス因子になっている場合は、転職や部署の変更、転勤などが有効と言えます。
しかし、転職が不安な場合やストレス因子が家庭内などにある場合は離れる事が難しい為、他の治療法を医師と一緒に考えていきます。

認知行動療法

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引用元:https://cotree.jp/columns/889
ストレス因子から離れる事ができない状況にある場合は、認知行動療法が用いられる事があります。

これは医師やカウンセラーなどとカウンセリングをして行う治療法ですが、自分で日ごろから心掛ける事が必要です。
治したい、という気持ちが必要な治療法と言えます。

認知行動療法とは、ストレス因子から離れられない状況で辛い気持ちになった時などの「考え方」を修正していく治療法です。

例えば、上司が仕事に関して自分に怒っていたとしましょう。
その時、「自分の事が嫌いなんだ」と認知する人もいれば「自分に期待してくれているんだな」と認知する人もいます。

個人の個性というのは、基本的にこういった「物事の認知」が基盤になっていると言われています。

ストレス因子に対してネガティヴな認知をするのは当然かもしれませんが、根本の認知を修正していけばストレス因子に対して今までのようなストレスを感じなくなる、という”根本治療”が認知行動療法です。

時間はかかりますが、ストレス因子から逃げ続ける心配がなくなる為このような治療方法が用いられることも少なくありません。

まとめ

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引用元:https://www.mylohas.net/2016/05/054240song.html
いかがでしたか?
適応障害というのは、ストレスの原因がわかっている為比較的に治療しやすい病気です。

心や体に不調が出た時に、早い段階で医師に相談するというのは非常に良い事ではありますが、病名を出された途端余計に具合が悪くなってしまうという人もいます。

病名を知る事で楽になる人もいるのでそれぞれではありますが、五月病というのは一過性のもので緊急性はありません。
なにより、五月病からなる病気の原因は大抵がストレスです。

ストレスの原因が自分でしっかり理解できているのなら、日ごろから自分の心を労りストレス発散してあげましょう!

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