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無茶は厳禁! 部下や後輩が五月病にかかったときにすべきこと

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もしGW明けの部下が暗い顔をしていたら?GW明けに欠勤連絡がきたら?社会人経験の浅い部下が五月病になってしまった場合、上司や先輩であるわたしたちがすべきこと、してはいけないことを調べました。

はじめに

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2018年のゴールデンウィークも後半戦に突入しましたね。みなさんエンジョイしてますか?カレンダー通りの職場なら2日間の出勤があったと思いますが、どうして連休明けの仕事ってあんなに辛いんでしょうね(笑)むしろ間に出勤日があるから、連休明けの憂鬱を乗り切れるような気さえします。

高卒だと18歳、大卒だと22歳、修士だと24歳、博士だと27歳ごろから社会人になります。VENGA読者の皆さんの多くは、すでに社会人生活には慣れっこの人が多いと思います。もちろん部署替えなどでお疲れの人もいますが、やり過ごし方も把握していますよね。

でも社会に出て日が浅い若い部下や後輩たちの中には、まだ仕事と休暇の切り替えがうまくいかなかったり、力み過ぎたりして、五月病になってしまう人もいるでしょう。

もし同じ部署の部下や後輩が五月病になったり、五月病になりそうな様子を見せていたらわたしたちはどうすればいいのでしょうか?上司・先輩として、すべきこととしてはいけないことをまとめました。

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GW中に新生活の疲れがドッと出る

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五月病というのは俗称で、医学的には「適応障害」「うつ病」と診断されます。名前の通り、新生活に適応できていない状態で頑張りすぎると、GWの連休で緊張の糸が切れてうつ病のような症状が出る病気です。

休暇明けは誰でも多かれ少なかれ気が滅入ります。職場にすでに適応できている場合は、気怠さを乗り越えられます。しかし入社したばかりの新人や経験の少ない若者、部署替え、異動、転職した人は不慣れな環境でストレスと疲労が溜まっています。

それでも4月の間は「頑張らなきゃ」と気が張っているので持ちこたえられますが、GWのようなまとまった休暇があると、ドッと疲れが吹き出して心身が悲鳴を上げます。憂鬱な気分が続き、食欲が低下し、眠れなくなり、酷くなると怠さのあまり起き上がることすら難しくなります。

弱い人だけが五月病になるのではありません。誰だって頑張り過ぎれば五月病(や適応障害)になる可能性はあります。部下や後輩がいる人は、彼らが無理をしすぎないように気を配る必要があります。

五月病の兆候

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人によってストレスの感じ方や、耐えられるストレスの量には違いがあります。同じ仕事でも耐えられる人と耐えられない人がいます。

五月病は新しい環境に適応できないことが原因で起こります。頑張り屋ほど疲労やストレスを溜めてしまいます。逆に上司から見ると「甘えているのでは?」と感じてしまう人でも、実は内心いっぱいいっぱいということもあります。

五月病にかかりそうな人は、4月の段階で兆候が出ていることがあります。

明らかに顔色や具合が悪そうな人は気に留めておいてください。また優等生タイプも緊張の糸が切れやすいです。叱られることが多い人もストレスが溜まっているでしょう。

さらに、新人や若い人はまだ自分が働けるペースがつかめていないことが多いです。本人も気づかないうちにオーバーワークになってしまいがちです。業務量が多そうな人にも気を付けてください。適度に休むのも仕事の一環だと教育しなくてはいけません。

GW明けに部下や後輩が欠勤したら?

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社会人のマナーとして、休暇明けに休むのはよくないこととされています。特にGW明けに当日欠勤してしまうと、上司だけでなく同僚からも白い目で見られるでしょう。「遊びすぎ」「自己管理ができていない」という風に。

GW明けに限らず3連休明けに当日欠勤の連絡をされてつい「イラッ」としたり、お説教をしたりしたことがある人も多いハズ。でもGW明けの欠勤連絡は頭ごなしに責めないようにしてください。

出社したいのにどうしても身体が動かなくて、叱り飛ばされるのを覚悟しながらやっとの思いで連絡をしたのかもしれません。いきなり電話口で叱るのではなく、上司や人事に五月病の可能性を共有して今後の対応について話し合っておきましょう。

無断欠勤が発生した場合

欠勤連絡があったなら取り合えず良しとしましょう。問題は無断欠勤です。実は筆者の知り合いにも、五月病で無断欠勤してしまった人が2人います。

1人は現在アラサーの女性が二十歳そこそこだったころのこと。彼女の勤務先が理解のある企業だったため、無断欠勤の当日に女性上司が訪ねてきてくれて、通院先の手配から休職手続きまでしてくれたそうです。

素早い対応と周囲の配慮のおかげで彼女は休職1ヶ月で回復し、時短勤務を経て現在は正社員としてバリバリ働いています。

もう1人は筆者の親の知人男性(当時50代半ば)です。異動後の部署になかなかなじめず、GW後に無断欠勤。忙しい時期の無断欠勤に非難こそ集まれ心配する人は少なく、ようやく手の空いた部下が様子を見に行ったときには、入院しなくてはいけないほど窶れはてていたそうです。

プライバシーの問題があるので難しいとは思いますが、連休前から兆候が出ていた人や、新人や異動直後の人の無断欠勤には注意を払うようにしましょう。

まとめ

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いかがでしたか?五月病は病気です。適切な対処・治療をすれば回復しますし、放置したり叱ったりすると悪化します。特に自分を含めた周囲に(はたから見てわかるほどの)うつ病患者がいない人は、ズル休みととらえがちですが、本人は非常に辛い思いをしています。早めの対処が肝心です。

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venga
VENGA編集部
VENGA編集部です。コンプレックスを持つ女性に寄り添う記事をお届けします。

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